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だだちゃ豆は、大豆の銘柄。枝豆用として優れています。山形県鶴岡市の特産品です。 さやの毛が茶色で、くびれも深く、見栄えは必ずしも良くないですが、甘味と独特の濃厚な風味を持っています。香りも強いです。やや小粒の状態で出荷され、短めの時間で茹で上がります。 栽培する土地が合わないと風味が落ちてしまうことから、生産地が限られています。収穫期も短く、また保存も困難だったため、長らく まぼろしの豆と呼ばれましたが、近年の輸送手段の向上等により全国的に知られるようになりました。 品種は小真木(こまぎ)・甘露・早生白山・白山・尾浦とあり、特に人気があるのは白山(しらやま)です。 「だだちゃ」とは庄内地方の方言で「おやじ」「お父さん」を意味します(対象とする人を軽くあしらうニュアンスも含まれる)。現在では普段それほど多用される言葉ではなく、意味は通じるものの死語に近いです。 江戸時代、献上された枝豆に対して庄内藩の殿様が「この枝豆は、どごの だだちゃの作った豆だや?」と尋ねたことから、それ以来「だだちゃ豆」と呼ぶようになったという説や、家長である「だだちゃ」にまず最初に食べてもらうのが正当であるということから呼ぶようになったという説など、諸説があります。
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