みのる-KENTAの乱闘劇
8月21日深夜の「プロレスリング・ノア中継」では、8・20後楽園ホール大会の模様が中継されていた。そのうちの1試合、みのる・丸藤正道-本田多聞・KENTAは、本来はみのる・丸藤の9・11愛知県体育館大会でのタイトルマッチへ向けた試運転とも位置づけることもできたろうが、そうした雰囲気はほとんど感じられない。20日の日記でも取り上げたように、シリーズの目玉はGHCタイトルマッチになるが、今週に限っては8・27ディファ有明大会の鈴木みのる-KENTAと言い切って良さそうだ。“もう一人の主役”であるはずの丸藤が完全に脇役に回り、露出度もきわめて控えめになるなど、焦点はみのるとKENTAのにらみ合いに絞られていたのだ。両者とも打撃を自らの特色とするだけあって立ち上がりはキックボクシングのような攻防から入っていったが、2人の最大の(?)特色である「気の強さ」も、試合終了後の乱闘劇で存分に発揮されている。みのるは「1週間後なんて言わないで今ここでやるか」と、きわめてプロレスらしいセリフを吐いたが、そんなセリフすらしっくりくるくらい「気の強さ」が前面に出ていた。