《日常の五心》
一、『はい』という素直な心
一、『すみません』という反省の心
一、『おかげさま』という謙虚な心
一、『私がします』という奉仕の心
一、『ありがとう』という感謝の心
小学生の頃、学校で配布され、家に持ち帰ると
父が、私の勉強机の前に貼ったのを覚えている。
仏教の説法から抜粋された言葉だそうだ。
素直・反省・謙虚・奉仕・感謝
どれも簡単なようで簡単ではない。
素直・・・人は他人によく見られたいという気持ちが働くと
自分を繕ってしまう。いわゆる小さな嘘だ。
それが重なれば、理想化した自分は虚像化し、本当の
自分との間にギャップが生じるのでは、ないかと思う。
素直を心がけると楽に生きれるようになる。
反省・・・自分の行いを認める。過去があるから今がある。
自分を認め許すことで、少しずつでも成長できるはず。
謙虚・・・自慢や傲慢は、人に不快感を与え、妬み嫉みを
生む。それは、やがて自分に返ってくる。
先人達は「実るほど頭をたれる稲穂かな」と良い諺を
残している。謙虚を心がけると敵はいなくなる。
奉仕・・・人に尽くすと喜ばれ感謝として自分に返ってくる。
仮にその人からでなくても廻り廻って、自分のもとへ。
近頃は、ボランティアと称して金儲けをする輩が
いるようだが、理性と判断力をもって本物か偽物かを
見抜いて欲しい。
感謝・・・どんなに小さなことにも感謝をする。
生まれてきたこと、生きてること、ご飯が食べれること。
キレイな花をみつけたこと、天気がいいこと。
数えたらキリが無いほどある。そこから真の喜びを
得られるようになると思う。
日常の五心を意識して行動すると自分から見えてくる
景色も変わってくると思うのです。