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カテゴリ:バカ
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アルモドバル監督やアメナーバル監督はご存知のことだろう。 そうスペインの映画監督だ。 でも、私が注目しているのはこの監督。 ってことでこの映画(^-^)b 「みんなのしあわせ La Comunidad」(2000 スペイン) 『どうですか、みなさん、幸せになりたいですか?』 監督・脚本:アレックッス・デ・ラ・イグレシア 出演:カルメン・マウラ エドゥアルド・アントゥニャ マリア・アスケリノ La Comunidad=共同体 「どんな話?」 不動産屋で働くジュリアは、今日もマドリード市街の中古物件を案内するがなかなか売れない。役得として無断で部屋を使用するが、偶然上階の老人の死に出くわしてしまう。アパートの住人全員が老人の死に興味を持っているらしいが、それは… わはははは、これはスゴい! (≧∇≦) 大金をめぐって巻き起こる大争奪戦、かなりブラックな犯罪コメディだ イグレシア作品はジャンルを問わず、ピタゴラ装置のように連鎖するストーリーと序盤の印象を覆すクライマックスが面白いのだが、本作でも期待を裏切らない。ほとんどだれることなくラストまで突っ走っているのが素晴らしい。 \(^o^)/ 同じブラックでもイギリス製コメディのような気取りが全然なくて、むき出しの生の欲望を感じるので、私なんかは嬉しくなってしまう。 (`▽´) オープニングは不気味。 しなびた死体を猫がなめたりしてる。 (ホラーか?) ジュリアが案内したのがヨーロッパでよくある家具付きの部屋なんだけど、家具は高級だし調度類はすべて揃っているし今すぐにでも住める状態。ウォーターベッドまである。すっかり気に入ったジュリアは夫を呼んで一晩を過ごす。 このあたりは、物件紹介もいいかげんで口先商売の不動産屋って感じが良く出てるし、夫とのやりとりもアメリカンコメディそのまま。 (やっぱりコメディだ) でも、死亡した老人の部屋はスゴいことになってる。一歩も外出せずに閉じこもっていたらしく、部屋中ゴミだらけで足の踏み場もない上に、水道管が壊れていて水浸し。ひどい臭いの中、着けっ放しのTVの前に死骸が転がっている。不気味。 (ホラーじゃん) 奇妙な住人たち全員が老人の死に興味があるのは、大金を持っていたからだ。その大金をジュリアが見つけてしまい、住人たちもそれを疑っている。なにしろ20年も待ち続けたお宝なのでみんな必死。老人のように篭城するのか?それとも脱出できるか?ハラハラドキドキ (うぉ~、サスペンス) 色仕掛けやエレベーターの事故まであってかなり盛りだくさん。 緊張と緩和が次々とやってくるので退屈する暇がない。 事故で駆けつけた警官の前での、住人とジュリアのやりとりは緊迫感があふれてる。 でも中庭の向かいの部屋から、その家のいい年をしたS.W.オタクのダメ息子がベイダー卿の格好で覘きをしている。"スー、パー"とか言いながら。 「あ~、フォースがあふれてくる」って何よ! (わはははは(≧∇≦)) バカな笑いを取りつつも、ストーリーはどんどん盛り上がってくる。 その後は驚きの展開で予想外のクライマックスになだれ込むし、さらにどんでん返しが待っている。 マウラさんは格闘して流血したり、シャワーシーンまで披露する熱演。 いや~、ラテン系はやっぱり熱い。 "活きがイイ"って言葉がぴったりの映画なので、ぜひ。 (`へ´)b オススメできる○:スペイン映画を観たことがない人、スペイン映画を観たことがある人 オススメしない×:抑揚の激しい映画が苦手な人 押していただければ励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月23日 12時41分04秒
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