はりきっていこう(^o^)/

お、こんなヒーローがいたのか。知らなかった。

しかも、制作総指揮にスタン・リーさん！
知る人ぞ知る、スタン・リーさん！

では早速

それはこの映画(^_^)b


｢SPEED MAN　Lightspeed」(2006 米)

『奴は世界最速のヒーロー』
TVムービー

監督･撮影:ドン･E･ファンルロイ
制作総指揮:スタン･リー　他
出演:ジェイソン･コネリー　リー･メジャース　ニコール･エガート


｢どんな話?｣

やけどの妹のため皮膚再生の研究をしていたエドワードは、研究打ち切りが親友のダニエルのせいだと逆恨みしたまま火災に巻き込まれた。ある日、特殊部隊員のダニエルはテロ組織壊滅のため緊急出動するがテロ組織の罠にはまりビルの爆発に巻き込まれてしまう。なんと親玉のパイソンは死んだはずのエドワードだったのだ。彼は九死に一生を得るものの、放射線治療の最中にパイソンにより最大出力の放射線を浴びてしまう。なんとか命が助かったダニエルはリハビリの最中に奇妙なことに気付く。それは…


えと、
もんのすごくグダグダなヒーローもの。
d(^_^;)

20年くらい前の、仮面ライダーや戦隊もののノリに近いTV映画。
オススメはできないなぁ。観るのなら地雷覚悟でどうぞ。


いや、だってスタン･リーさんですよ。

｢スパイダーマン」｢X-メン｣｢超人ハルク｣｢ファンタスティック･フォー｣｢デアデビル｣の原作者。

上記の映像化の時に制作総指揮を務めたのは当たり前、それ以外にも

｢ブレイド」｢ザ・パニッシャー」｢ゴーストライダー｣

マーベル･コミックの中心、生きるアメコミですよ。
そのスタン･リーさんが製作総指揮。

そして主演のジェイソン･コネリーさん。なんとあのショーン･コネリーさんの息子さんだ。出演作は微妙な作品ばかりだし、ほとんど日本未公開なのが引っかかるけど、なんといっても息子さんだ。

脇を固めるのがリー･"600万ドルの男"･メジャースさん。

ここまでそろってたら観ないわけにはいかないでしょう！
(と思っていまうのが悲しい…(~_~;))


まず妹のために皮膚の研究を続けていたのにあえなく打ち切り、妹も死亡。恨みに凝り固まった悪の親玉パイソンがカッコいい。

全身ヘビの鱗スーツとマスクのメイクがTV映画と思えない出来の良さ。
ニカッと笑うとギザギザの歯がキュート。
(｀▽´）

これは期待できるじゃん、と思ってたらまずビルの爆破。CG丸分かりだけど、これもテンポが良くてなかなかイイ。

それなのに、ああそれなのに…

ヒーロー、ダニエルは自分がものすごく、もんのすごく早く動けることに気が付いて、それを良いことに使う。ちんたら悩まずにいきなり｢SPEED MAN」の誕生なのはイライラせずにすむ。

で　も

コスチュームはもう少し考えようよ。
(^_^;)
パッケージを見た時からイヤな予感はしてたんだけど…

彼はまずスポーツ用品屋に行きました。

｢へい、らっしゃい。何しましょう｣
｢スピードスケートのスーツをくれ」
｢スキー用のマスクをくれ｣
｢ゴーグルもくれ｣
｢スニーカーじゃなくレスリング用のブーツをくれ」

少々お腹の出たオッサン体型のジェイソンさんがピチピチのスケート用スーツ。
（≧∇≦）わはは

顔はまるで吹雪の時の女の子のよう
（≧∇≦）うはははは

走る姿がまたスポーツ選手じゃなくオッサン丸出し。
（≧∇≦）わははははは

パンチやキックもスピードはあるんだけど、結局パイソンの方が強いのはご愛嬌。

それに、ひとっ走りしたらアドレナリンを補給しないと死んでしまうというオマケ付き。
（≧∇≦）なははははは


それにしてもジェイソンさんってお父様には似てないなぁ。
似てるのは髪が薄く…おっと。


パイソンの出来がイイのと、万力で頭を挟んでの拷問等結構グロいシーンなんかもあって、まあまあの所もあるし、バカなストーリーもまぁ許せるのに、肝心の主人公が全てをぶち壊しているのが大笑い。

そんなヒーローものはやっぱりダメだよなぁ。
┐(￣ヘ￣）┌


要するにお金をかける所を間違っている映画だった。



オススメできる○:ヒーローものには目がない人
オススメしない×:カッコいいヒーローを見たい人


スタン･リーさんは名前だけ貸したんだろうな、きっと。
（・ε・）

早く動けるヒーローは、ザ･フラッシュだけでイイってことか。