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☆じゃがべぇ~(^_-)-☆

2011年08月18日
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 百田尚樹著『永遠の0(えいえんのゼロ)』解説・児玉清の続き。

 再読したら、また泣いてしまった。

 ぬゎんやねん…この本…。

 即効の再読やったのに初めて実感して読めて、あれっ?、これ、ほんまに再読?

 みたいに感じる所が多々あった。

 元来、1行づつ細かくしかよう読まない僕やのに、即効の再読やのに、そんな風になったのは、今度は出てくる地名の場所をちゃんと認識して読んだからやと思う。

 たとえば、ラバウルからガダルカナルへの攻撃がいかに大変な作戦かっちゅう事なんかも、何度も地図を見ながら読み進むと、だんだんと雰囲気が分かって来るんよ。

 ガナルカナルからの帰りに燃料切れでブーゲンビル島のブインに帰島するってのも意味が分かるし

 ラバウルからニューギニアのポートモレスビーを攻めるのに、ニューギニアのラエに前進基地を作ったのも地図を見れば一目瞭然やし!

 それと、日本がガナルカナル奪還にボロボロの戦いをしてる、そのさ中、わずか千数百キロ北のトラック島では、世界最大の戦艦「大和」が一度も戦争をしないでジっとしてたってのも地図を見たら、よけいに悔しく思うし。

 その部分の記述が、ほんまに悔しくて堪らなくなるので引用するね↓

”山本長官以下司令部幕僚たちは軍楽隊が演奏する中で豪華な昼食を取りながら、第一線で戦う将兵たちに命令を下していました。水平たちが「大和」をどう呼んでいたか知っていますか――「大和ホテル」です。”
  講談社文庫『永遠の0』より

 なんせ、僕は「レイテ」がフィリピンである事すら知らなかったんやから、ほんま無知過ぎる状態で一度目を読んだわけやけど、今思えば、知らずに一度目、だいたいを知った上で地図を手元においての二度目という、この読み方は良い読みをしたと思う♪

 しやけど、元々嫌いやったこの戦争を百倍嫌いになってしまったけど、この素晴らしい小説を読めた幸せを考えれば、読んで良かったと思う。

 真珠湾から玉音放送の1週間前まで、あの戦争の中を生きた宮部久蔵という男を通して、あの戦争の事を僕は知ったって事が、なんちゅうか、嫌やけど良かったみたいな感じなんよね。

 この本を読まなかったら、あの戦争の事を知ることは死ぬまでなかったと思う。

 あの戦争を語った本は腐るほどあるだろうけど、ネガティブなことばかり多い本だと思うし、そんな本読もうと思わないもん。


 宮部って男の生き方を通して、あの戦争を知ることが出来て良かった。

 多分、海軍一の臆病者で、しやけど天才ゼロ戦乗り!

 同僚や位の下の人にも丁寧語で話したりするから、みんなに軽んじられてたっちゅう変な軍人。

 「国の為に死ぬ」って、みんながそう思ってたあの時代に「妻と娘のところに生きて帰るんだ」って公言してやまない変わった奴。

 沢山の人たちに慕われ、また沢山の人たちに馬鹿にされてたり疎んじられてた宮部。

 読めば読むほど、宮部って男が心に沁み込んできて、

 なんでやねん!

 なんで宮部が特攻してもたん!?(>_<)

 って、思いが大きく大きくなって行くねんね。

 って、何を書いても児玉さんが書いてた解説以外の言葉が思いつかへんねんけど…

 ページが終わりに近づくにつれ

”もしかしたら宮部は生きてるのんとちゃうのん…?”

 みたいな思いも、気持ちの片隅にちらほらしだしたりして…、


 しやけど百田尚樹さんて、デビュー作で、こんなに読者の気持をちゃんと分かって自由自在にあやつるみたいな本を書くなんて、すごい人やと思う。

 「探偵!ナイトスクープ」の構成作家なんかをやってはった人だっていうから、やっぱ受け取り手側の気持ちを操る、プロのテレビ人をしてはった人のポテンシャルは、ちょっと桁違いなのかも知れへんな…。


 
 でね、この『永遠の0』の最後のほう「第十一章 最後」に無線電信にかかわる事で驚くべき事が書いてあった。

 無線電信というのは、モールス信号という「ト」と「ツー」の組み合わせの符号によって文章を送信する事なんよね。

 僕は、今年アマチュア無線を再開して、電信に力をいれようと思ってたんだ。

 8月の始めには山荘で電信をやる準備も整えてやる気満々やった。

 その時の写真がこれ↓

シャック


 手前中央の赤いつまみのついてるのが無線電信の「ト」と「ツー」を発生さすパドルという機械で、その右奥のパソコンには無線電信を解読するソフトと送信するソフトを立ち上げてある。

 だから、赤いつまみのパドルを使わなくても、パソコンのキーボードでも、記憶させてる文章をクリックしてでも、モールス信号を送信する事ができる。

 で、どうして、こんな写真を載せて電信の説明をしてるかというと、僕はこの2カ月の開局準備の間じゅう無線電信の事を考えてたんよね。

 その事を踏まえてもらって、『永遠の0』に書いてあった特攻隊員と無線電信の話を聞いて欲しいんよ。

 太平洋戦争当時の日本の無線技術は、人の声は雑音ばかりで、ほとんど使い物にならなかったんだって。

 戦闘機乗りによっては、こんな使い物にならない無線は要らないって、無線アンテナをノコギリで切り落としてた人もいたのだそうだ。

 ゼロ戦乗りなんかは無線アンテナの空気抵抗のために運動性能が落ちるのを嫌ったんだってさ。

 そんな無線だけど、「ト」「ツー」の無線電信は使用可能だったのだそうだ。

 で、『永遠の0』「第十一章 最後」は、鹿児島の海軍鹿屋基地で通信人をしていた人の話が中心なんだ。

 
 特攻隊というのは、最初の頃は戦果確認機が出て、特攻隊の戦果を確認してくれる人が居たんだけど、最後のほうでは撃墜されるだけだからという理由で、戦果確認機はまったく出されなかったのだそうだ。

 じゃぁ、特攻隊が成功したか失敗したかをどうして知ることができたか?

 これがまぁ、特攻隊員自らが発する電信やったってんだから、びっくりした!

 しかも、その送り方というのがね、僕はもう涙が止まらなかったよ!

 その部分を載せるね↓

” 特攻隊は「敵戦闘機見ユ」の場合短点連送つまり「ト」を連続して打ちます。そして、いよいよ空母に突入の際は、超長符を打ちます。「ツー」を長く伸ばして打つと、「我、タダイマ突入ス」という意味の電信になります。そして体当たりの瞬間まで電鍵を押し続けるのです。”
   講談社文庫『永遠の0』より

 僕の無線設備の電信発生装置はパドルと言って、短点と長符を横ぶりで自動的に発生させるものなので、上の文章をイメージしにくいと思うので
 楽天で売ってる電鍵を載せるね↓

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 上のアフィリの写真が電鍵というもので、この黒い丸いつまみ(ハンドル)を下にチョンと打つと「ト」が打てる。

 で下に押し付けると、押しつけてる時間だけ「ツー」と鳴り続けるってわけ。

 つまりね、敵航空母艦を発見した特攻隊員は急降下しながら電鍵を押し続けながら敵空母に突っ込んだのだそうだ。


 でも、どうして、その電信を聴いて戦果確認になるかってのは、ちょっと長くなるけど、通信人の話を載せるしかないので載せるね↓

” 私たちはその音を聞くと、背筋が凍りつきます。その音は搭乗員たちが今まさに命を懸けて突入いている印なのです。その音が消えた時が、彼らの命が消えた時です。しかし私たちにはその死を悼む感傷に浸っていることが出来ません。特攻隊が「超長符」を打ち始めて音が消えるまでの時間を計り、その機が見事体当たりをはたしたのか、あるいは対空砲火で撃ち墜とされたのかを判断しなければならないのです。「超長符」を打ち始めてあまりに早くその音が消えた時は、対空砲火でやられたと判断します。しかし長く続いて消えた時は、見事体当たりに成功したと判断します。つまり我々電信員はその音を聞きながら、戦果確認をしなければならなかったのです。”
   講談社文庫『永遠の0』より

 この人の話はまだまだ続いてね、読み続けるのが苦しかった。

 辛すぎる話やった。

 特攻隊員の電鍵を打つ行為も信じられへんけど、この電信を毎日聞いてる人の精神なんか、もう想像を絶するよなぁ…。

 あの戦争の中で、そんな仕事をしてた人が居てたなんか考えてもみいへんかった。


 しやけど、この2カ月電信の事ばかり考えてて、受信練習も毎日やってたその電信の事が、こんな悲しい話として出てくるなんてなぁ…。

 
 ほんと、この本は沢山の事を教えてくれた。

 知らなくても良い事なんだけど、知っても辛いだけの事なんだけど、知って良かったと思う。

 児玉さんの解説でもなければ、僕があの戦争に近づいたりするわけなかったと思うし。


 僕は、あの戦争が嫌いだけど、戦争で亡くなられた人たちのおかげで、僕が存在できるんやし、今の日本があるんやから。
 

 あっ、余談やけど、ネットの世界では「ハンドルネーム」ってのを使うでしょ。

 僕は「すー☆」ってハンドルネームを使ってる。

 でね、このハンドルネームのハンドルの意味は電鍵の丸いつまみの事やねん。

 電信で打ちやすいように、本名よりも短く打てるように電信用につけた名前の事をハンドルネームと言うんだ。

 だから、ハンドルネームは短点のほうが長符より多い名前のほうが良かったんだ。

 長符は短点の3倍の長さがあるから、モールス信号で送信する時間が長くなるってわけ。

 「すう」をローマ字にすると「suu」で、モールス信号だと

 トトト トトツー トトツー

 … ‥― ‥―

 短点7つと長符2つで、とっても理にかなったハンドルネームやなぁって自分で思う(^_-)-☆






最終更新日  2011年08月19日 00時10分17秒
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