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2007.01.19
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カテゴリ:しごともしてます
Chieeeさんに紹介してもらった、「CSRウォッチ」に初参加してみる。

どういういきさつでこれが始まったのかはよく知らないのだけど、
上智大学の岡田先生というかたが主催されていて、
「開発と企業のあり方」といったテーマでいろいろ研究活動を行っている・・・らしい。

今日はたまたまNIKEのアジア・太平洋地区における
CSR活動の責任者の方がいらっしゃる、ということなので飛び込みで行ってみた。

だって、ほら、プログラム見るだけで面白そう。

---
「NIKE Corporate Responsibility Compliance: Into Generation 3」
Ms. Aileen L. Diaz de Rivera
Strategic Initiative Manager, Asia Pacific
Corporate Responsibility Compliance
NIKE Inc.


<講演内容>
NIKE experienced NGOs' sharp criticisms over labor issues in Asia in the
1990s and developed a highly effective system of administering
corporate social responsibility (CSR) activities. Ms. Aileen L. Diaz de Rivera,
being in the forefront of CSR activities in NIKE's Asia Pacific, will explain us
the most recent movements of its CSR activities as well as the past struggles
to overcome a difficult period.

<講師略歴>
Aileen L. Diaz de Rivera, an economics graduate from the University of Connecticut,
is a ten-year NIKE veteran. She began her NIKE career as the Human Resource
Manager for the Philippines liaison office. Since 1999, she has held multiple roles in
NIKE's Corporate Responsibility and Compliance Department, including the managing
roles of compliance, training, monitoring and worker development for Korea, Taiwan,
and the Philippines. Her current role focuses on creating CSR capability-building
programs, embedded in human resource management and lean production, across
NIKE's suppliers exercised through its supply chain. Prior to NIKE, she worked in
the toy manufacturing industry.
---

英語だけど・・・ね。


半分が企業関係者、半分がNGO関係者や研究者、って感じでなかなか面白い構成。
PR系は僕しかいなかったけど、広告の方がいらしているようでした。

講師の方はコーポレートコミュニケーションの視点ではなく
「CSRは企業として当然のこと」というスタンスから入るので
ちょっとピュアすぎるかなあ、という気がしなくもない。

なんというのか、
CSR活動がビジネス活動にどういういい影響を与えるのか、
みたいなことはほとんどまったくといっていいほど言及されないのね。

そのスタンスだと
「どうやって乗り気でないひとたちの理解を得ていくか」というところで
難問に直面するんじゃないかと思うんだけどね・・・。


なので、僕の
「こうしたCSR活動がNIKEのPR的な惨劇(*)から立ち直るのに
 どういう貢献をしたかと考えているか?」

(*→ 1996年あたり、NIKEの契約するアジアの途上国の工場が、
 子供を劣悪な環境働かせ、搾取していたこと(スウェットショップ問題)が
 欧米をはじめとするメディアで大々的に取り上げられ、
 その結果、消費者運動家などからの大バッシングを受けたこと)

みたいな質問にはあまり歯切れのいい答えは得られず。
(PRじゃないのよ!こういった活動は誠実な気持ちでやらないとダメなのよ!的な感じ。)


同じく、どこかのメーカーのCSR担当をしている方から
「NIKEはCSR活動を通じて、取引先の工場に対していろんな条件を課していったわけだけど、
 それは取引先のコストになるわけで・・・。
 それってアジアの工場に負担を強いていることになるんじゃないの?」
みたいな質問があったのだけど、
講師の回答の要旨としては「いや、ともに高めていくという認識だ」であったり、
参加者からそれを補足するかのように(NGO関係者の方だっけな)
「それは確かにコストかもしれないけれども、
 総じて見れば労働環境に意識を払っているという点で
 ほかの会社とも生産契約がとりやすくなるという競合優位性を生み出し、
 工場としてもメリットがあるのだ」
といった、(わかるけど・・・なんだか納得しかねるなあ)的な意見がとびだす。

というわけで、終始、妙な違和感。

でも、この違和感が大事なんだよなー、というのは常々思うところ。

この「必要なんだからとやかくいわずにやらなきゃダメでしょ」のところと
「私企業ってのは利益を生み出してナンボの存在なんだからビジネスとしてのメリットを見せろ」の橋渡しができたとき、
CSR活動ってのは順調にまわっていくんだろうなー。

2月はお休みらしいので、3月に期待。





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最終更新日  2007.01.20 01:44:30
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