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こないだから観に行く観に行くと騒いでた
「犬と猫と人間と」、知り合いに優待券ももらってようやく観てきた。 映画「犬と猫と人間と」(公式サイト) ![]() - http://www.inunekoningen.com/ Yahoo!映画「犬と猫と人間と」 ![]() - http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334460/ ご参考;2009.10.01 観にいこう映画メモ「犬と猫と人間と」 - http://plaza.rakuten.co.jp/johndoe/diary/200910010000/ 動物を飼っていたり動物好きを自称するなら ・・・本当はそうじゃなくても・・・必見の作品。 日本のペット飼育環境の問題、「処分」の現場の問題を 冷静に、しかしながら鋭い視点で、秀逸なドキュメンタリーとして仕上げてる。 映画館で見る価値のある映画、だと思う。 だけど、唯一、ケチをつけるとすれば・・・ この飯田基晴監督、「やさしすぎる」。 (観た目からしてやさしそうなんだけどね。) 実際、保護されている犬を触ろうしてすごい勢いで吠え返されれば 「うわあ、ごめんねごめんね!」って言葉が反射的に出てくるような、 そんな人柄の監督さん。 だから、 厳しい犬の再しつけの現場に遭遇してしまうと心を痛めて思わず意見してしまうし、 ノラ猫の避妊手術に立ち会い、摘出した子宮に胎児が入っていたことが分かれば そっとさわってみてはその温かさに自然に涙を流すことができる。 こういう人だからこそ、 こうした犬や猫に近い目線の作品が撮れたんだと思うし、 「動物の命の大切さを伝える映画を撮ってほしい」と願ったおばあさんも この監督さんにすべてをゆだねることができたんだと思う。 だけど、そのやさしさがゆえに、いろいろ失ってる気がする。 例えば、エピソードの切り捨て方。 このテーマとこの素材だけで約2時間はちょっと「だれる」。 マンションの下で犬を拾って1ヶ月間育てていた子どもたちのグループの話を入れるならば その代わりに、ペットに関する行政の取り組みや法制度の話、 ペットショップでのペットの扱いなど切りこめる問題は多くあったんじゃないかと思う。 でも、この監督さんは捨てられた犬をどうにかして救いたいという子どもたちを選ぶ。 実際、動物を大切にしようという一般のひとびとについてのエピソードとしては 他と重複してると思うんだけど・・・やっぱり切り捨てきれなかったんだろうなあ・・・。 さらにいえば、この飯田監督、最後まで 「こうした問題を生み出している諸悪の根源はこれだ!」みたいな断罪はしないんだよね。 わかりやすくいえば「わるもの」がよくわからないのである。 もちろん無責任に捨てることに対しては批判的ではあるのだけど、 やむをやまれず処分所に動物をもってきたひとの事情をきけばそこに同情するし、 処理施設や行政で働く人の苦悩を聞けばそこに感情移入するし、 愛護団体でがんばってるひとたちの話を聞けばそこに共感する。 無責任で扇動的な主張の展開を避け、 難しい問題を「難しいんだ・・・」とそのまま見せるのは 作り手としてとても誠実な姿勢だとは思う。 のだけれども、 エンターテイメントに馴れきっている一般の観客には それはどこまで響くのか?って気がする。 マイケル・ムーアが受けるのは (あれはドキュメンタリーとは言わないけれども) 「誰が悪い!」→「だからこうしようぜ!」といった アホでもわかるわかりやすい展開、その爽快感にあると思う。 もちろんそういう分かりやすいスタイルには賛否両論あるものの・・・ (複雑な事象を単純化することは同時に過度に情報を操作することにもなるからね) このドキュメンタリーでも多くの人は似たように思うんじゃないかなあ。 「じゃあ、明日からどうしたらいいの?」「誰が悪いの?」って。 でもこの作品は 「たくさんの動物が人間のエゴのせいで無為に殺されている」という 「問題が存在する」ことを指摘するだけにとどまり、 何をどう変えなきゃいけないのか、具体的な道筋を示すことはできてない。 なんとなく「人間が悪い」って話にはなるものの、 構造的な問題としてのこの動物の問題に 一般の人(観客が)どこから手をつければいいのかはよくわからない。 これはちょっともったいない部分かな、という気がするかな。 というわけで、「ひとびとを動かすドキュメンタリー」って、難しいよね。 ま、いろいろ書いたけど、 動物かわいい → わー!たいへんなことになってる! → かわいい → わー! ってのを観て、 かわいい動物の陰で何が起きているのかを知るだけでも重要な体験だと思うよ。 [エンタメえんた]カテゴリの最新記事
やっぱり映画を観に行ったのですね、有効な使い方だと思います(^-^*)
今年は太宰治生誕100周年記念の年でいくつかの作品が映画化されているので、よっぽど「ヴィヨンの妻」をおすすめ(押しつけ?(笑))しようかと思っていたのですが、おもしろい題材のものを見つけましたね♪単館上映ものですか? 以前、早稲田に住んでいたのですがこの近辺で「わせねこ」というボランティアサークルが活動していました よく、のら猫をみかけると無責任に餌だけ与える人がいるのですが、ここのグループは不妊・去勢手術を受けさせるなどしつつ、地域全体で適切に猫を管理・飼育するという活動をしていたようです これを知ったときは、新しい、おもしろい試みだなと思いました (2009.11.01 22:06:21)
もきゅさん
>今年は太宰治生誕100周年記念の年でいくつかの作品が映画化されているので、よっぽど「ヴィヨンの妻」をおすすめ(押しつけ?(笑))しようかと思っていたのですが、おもしろい題材のものを見つけましたね♪単館上映ものですか? あー、なんか日本映画って 映画館で観ようという気がしないんですよねー。 たまに面白そうなのやってるけれども・・・ね。 イギリスの海賊ロックの映画(タイトル失念)は 観に行こうと思ってます。あとanvil。 水曜日に六本木に行く用事があるから その帰りかなあ・・・などと考え中。 >よく、のら猫をみかけると無責任に餌だけ与える人がいるのですが、ここのグループは不妊・去勢手術を受けさせるなどしつつ、地域全体で適切に猫を管理・飼育するという活動をしていたようです その不妊・去勢手術についてもいろいろ意見はあるみたいですけどね、 今できること、としての対応としては重要なことだと思いますね。 東京はユーロスペースでやってますけど、 全国、単館系の映画館で少し公開されるらしいです。 いろいろ観てもらえるといいな、と思うねー。(2009.11.02 15:07:10) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |