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2011.01.17
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カテゴリ:エンタメえんた
新海誠監督の「秒速5センチメートル」を観た(現実逃避)。


Yahoo!映画「秒速5センチメートル」

- http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326527/


『桜花抄』『コスモナウト』『秒速5センチメートル』という三本の連作アニメーション。
一人の男性を軸に描く、「心の距離」にまつわる物語。


実は、中学時代の主人公が栃木に住むヒロインに会いに行く1話目『桜花抄』を観て、
「続き、どうしようかなあ・・・観るのやめようかなあ」とか思ったのだ。


というのも、

・セリフ、とくにモノローグがくどい。仰々しすぎ。
・背景や小物はきれいなんだけど人物がどうも浮いてる。不自然。
 (なんか最近のパソコンゲームなんかに出てきそうな絵柄なのである。)
・「いい雰囲気だけど、で、それで何が言いたいの?」と喉まで出かかり。

ウォン・カーウァイに引っかかった90年代ならこれで許したかもしれないけど、
2000年代のぼくはゆるさないぜ!

と思ったのだが・・・

2話、最終話と観ていくうちに、すべてがひとつになりました。


おっさん・おばさんには1話は(ストレートすぎて)辛いかもしれないけど、最後まで観て!
特に最終話は完全におっさん・おばさんキラーだ!



と、以下、ネタバレを完全に含む簡単な感想。


・この作品のキーワードは「心の距離」だと理解したけれども、
 そこに
 物理的な距離(東京・栃木・種子島)、
 そしてメディア(手紙・携帯・メール)を要素として関わらせることで
 3話それぞれをうまく結びつけ、そして対照づけてるよね。


・とくに「メディアは心の距離を縮めるか?」ってな点とか。

・1話はまだ携帯とかない時代。
 話の展開的には、見てる側としては
 「携帯とかメールがあればそんなにやきもきする必要はなかったのに!」
 ってことになるんだけど、
 そういう道具がなくても主人公とヒロインは心を重ねあわせることができる。

・2話では種子島の女の子(名前失念)が
 「(主人公が打つ)あのメールが私宛だったらいいのに」と
 とありえない願望をメディアに寄せる。
 しかし、もともと見つめる場所が違う二人の心の距離は
 何があろうと決して縮まることはないことに彼女は気づいてしまう。

・3話にはちらっと出てくる主人公の元彼女の
 「1000通のメールをやりとりしたけれども1センチも距離が縮まることはなかった」
 というメールの内容。これはストレートにメディアが心の距離を縮めないことを語ってる。
 さらにいえば、主人公からメールもらうことは
 2話で種子島の女の子が願ったこと、ってのが切ない。


勝手に分析するなって?
え、まだまだいくよ?


・あと、3つの話をつなぐ線としての小物の使い方が憎いっ!と思ったのだ。
 細かく見るともっといろいろあるんだろうけど、例えばこんな感じ。

 - 主人公が飲む飲み物

  1話はほうじ茶。話の軸になる小道具というわけでもないけど、
  やっと出会えた二人が寒い駅の中、肩を寄せ合って
  ほうじ茶についてたわいのない会話をする部分は印象的。

  2話はコーヒー牛乳。これは割と分かりやすく描かれるので割愛。 

  そして3話は主人公の空虚な生活の中、床で座ってビールを飲んでる。
  乱れた生活感がうまく表されてるよね。

 
 - 踏切

  主人公とヒロインの出会い方、1話と3話でそれぞれ対照的じゃない?

 - 雑誌

  3話でコンビニで立ち読みしている雑誌の記事の内容は
  2話の最後で打ち上げられたロケットにのっていた衛星のことだよね、きっと。
 
 - 読書

  主人公とヒロインは図書館に通ってたことで親しくなっていくんだけど(1話)、
  3話でも主人公とヒロイン両方に文庫本を読んでいるシーンが印象的に描かれてる。
  「それぞれ環境は変わっても、二人が共通して持つもの」なんだよね、そこ。
  ついでにいうとさ、ヒロインが東京に戻る列車の中で読んでいる本が
  「終」の部分になっているのはなにやら象徴的くさいと思ったが、どうか。


と、勝手に深読みしまくりなんだけど、

まあ、そのくらいよかった、ってこと!

・・なんだけど、やっぱり最初の感想に戻るとさ、
主人公の感情を「・・・と思った。」と、モノローグで、
しかもそれを大げさな言葉で語られるとなんか冷めるんだよなー。
そこは行動や会話、仕草などなどで見せて欲しい部分。


ここらへん、もっとワザを見せてくれると、
もっと新海監督のファンになるかもな、とおもった。(モノローグ)





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最終更新日  2011.01.20 10:31:28
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