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ひろちゃん★510
映画の感想が中心で、たま~に読書、グルメ、お買い物 などの日記を書いているミーハーなブログです^^
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CHANGELING どれだけ祈れば、 あの子は帰ってくるの──? ある日突然、きえた息子。 5ヵ月後に帰ってきた彼は別人だったー。 1928年、ロサンゼルス。 魂で泣く本当にあった物語。 上映時間 142分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(東宝東和) 初公開年月 2009/02/20 ジャンル ミステリー/ドラマ 映倫 PG-12 【解説】 クリント・イーストウッド監督がアンジェリーナ・ジョリー を主演に迎えた感動のミステリー・ドラマ。1920年代の ロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪の のち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、 本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察の 非道な圧力に屈することなく真実を追及していく シングルマザーの長きに渡る孤独な闘いを綴る。 【ストーリー】 1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、 9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、 せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上して ウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。 やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と 姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、 自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。 しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間が ただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で 見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出に よって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で 帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。 だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く 見知らぬ少年だった…。 【感想】 <> クリントイーストウッド、昔はキライでしたが(笑・ファンのかた すみません(^^ゞ) 最近は苦手じゃあなくなりました 特に監督としての作品はすごいと思わせてくれるものが多いです ただ、内容は重いし、後味は決していいとは言えないことも多く この作品も、題材からして、重い内容なのだろうと覚悟して、そして チラシも見ずに鑑賞に臨みました(^^ゞ 私は、母親ですし、しかも男の子の母親、以前にも日記に 書いたことがありますが、下の子を寝かして自分もウトウト してしまい、玄関横の車庫で遊んでいた長男がいなくなって しまって、心臓も止まりそうで、涙目になって近所中を探していたと いう経験もあります あの時を思い出すと今でもゾッとします。。。 そんなわけで、アンジー演じる母親のクリスティンに100% 感情移入して最初から最後まで観ていました。 以下ネタに触れています シングルマザーのクリスティンがいかにウォルターを大切に 育てていて、彼をどんなに愛しているか、彼の存在がいかに 生きがいであるかが冒頭のシーンの数々で伝わってきます。 それゆえ、ウォルターが行方不明になって必死で探しまわる時の クリスティンの気持ちを考えた時、警察に息子がいなくなったことを 電話をした時の彼女の涙、もうその辺から、すでに 涙ポロポロの私でした・・・ 息子がいなくなってから、彼女はきっと自分を責め続けていたのでは ないでしょうか? あの時仕事に行かなければ・・・帰りが遅くならなければ・・・ そして、何より、子供との約束を守って映画に行っていたら・・・ 自分を責めながら、そして、我が子の無事を祈りながらのつらい日々 だったと思います ですから、5ヵ月後に息子が無事だったとわかった時の喜びは どんなだったでしょうか・・・ ところが、息子だと言って現れた我が子は・・・↓ 誘拐された我が子が5ヵ月後に戻ってきて、別人だったなんて、 警察がこんなに理不尽で、横暴であったなんて、実際には 考えられない事件なんですが・・・ 映画が始り、「この物語は真実です」とテロップが出ます・・・ まさに事実は小説よりも奇なり・・・映画のために作られたフィクション などではなくて、こんな事件が実際にあったことだとは本当に驚きでした。 史実をもとにしているので、過剰な演出などないのですが、 自分の息子は生きていると信じて、権力の横暴に立ち向かう 母親の姿を描きながら、その時代背景やロス市警の腐敗をも描いている 社会派作品であり、また、そこに猟奇的殺人もからんできて、 ミステリーサスペンスとしての要素もあり、法廷劇もあり、 と飽きさせない作りになっています。 ストーリーは、結末の予想もつかず、先の見えない出来事に、 ウォルターはどこに?見知らぬ少年はなぜウォルターと名乗るのか? 警察の横暴はどこまで続くのか、クリスティンは精神病院から 出られるのか、猟奇殺人事件との関係は?裁判は? そして真実は?二転、三転する展開に、そして、アンジーの渾身の演技に、 最初から最後まで、グイグイ惹き込まれての142分、 アッと言う間にラストになりました。 疾走事件発生から7年後、クリスティンが知った真実とは。。。 ウォンティッドを観た時に、ヤッパリ、こういうアンジーが好き!って 思ったのですが、今回のアンジーも素晴らしい!やはり、実生活でも 6人の母親だと言うこともあると思うのですが、我が子を思う気持ちが ヒシヒシと伝わり彼女の表情のひとつひとつに魅せられました。 アカデミー賞の主演女優賞をとってもおかしくない演技でした。 また、他のキャストも良かったです <クリスティンに支援の手を差し伸べる長老教会の牧師役> <悪者じゃなかったり、クセのある役の多いマルコビッチですが、 珍しく正統派?の役柄で誠実な人でした。> <ロス市警青少年課警部役・本当にいやなヤツでした! こんな人が本当にいたの?この時代こんな理不尽なことが まかり通っていたと思うと背筋が凍る> <腐敗した警察でもすべての警察官がダメだというわけではないんですね。 まっとうな刑事もいてヨカッタ!> <実際にあったノースコット事件の新聞のコピーがパンフに 載っているのですが、犯人の顔とこの役者さんがソックリです> <クリスティンが精神病院へ放り込まれた時にそこで心を 通わせた女性。そこでわかるコード12とは?> <精神病院のシーンも恐ろしい・・・電気ショックを患者に かける無表情?な看護婦たちはホラー映画のようでした> <この時代、警察の横暴で精神病院に入れられて、 そのままそこで一生を終えた人もいたのかもしれないと思うと クリスティンは、そこから出られただけでも良かったのかもしれない ・・・また、彼女はコード12の人たちの解放にも貢献> イーストウッド監督の作品は、ミスティックリバー(好き)も ミリオンダラーベイビー(苦手)も観ていて気持ちがいいとか 面白いとか言う作品ではないのに、淡々とした語り口なのに、 重いテーマなのに、なぜか最後まで惹きつけられて 観てしまいます。この監督の手腕なのでしょうか・・・ 嘘のような真実の話、これが実話だと思うと悲しく辛い・・・ そして、猟奇的殺人で20名以上の罪もない子も 殺されたという事実もやりきれない。。。 ウォルターがどこかで生きているかもと思えたことは クリスティンにとっては生きる希望になったのかもしれませんが 残酷なようにも思えました テロップの最後の2行(クリスティン・コリンズは生涯ウォルターを探し続けた) に、同じ母親として胸が詰まりました。。。 ありきたりな言葉ですが、見応えのある重厚な作品でした 多くのかたに観ていただきたいです。 2月20(金)から公開中 <パンフレット¥600クリックで公式サイトへ> <実際のウォルターコリンズ失踪事件とは・・・の 記事が1ページあります。そこで、犯人のノースコット の母親が共犯で終身刑になったと書いてあって さらに驚きました。。。> タイトルの『チェンジリング』(CHANGELING)は 「取り替えられた子供」の意。背景に「さらったこどもの 代わりに妖精が置いていく醜いこども」という伝説が宿る言葉。
★アバター(2009)★ 2009.12.25
★カールじいさんの空飛ぶ家(2009)★ 2009.12.17
★パブリック・エネミーズ(2009)・プレミア… 2009.12.12
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