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カテゴリ:2010年鑑賞映画
無実の男、首相暗殺犯に断定 事件のガギを握るのは、ビートルズの名曲 誰が、彼を救えるのか 上映時間 139分 製作国 日本 公開情報 劇場公開(東宝) 初公開年月 2010/01/30 ジャンル サスペンス/ミステリー 映倫 G 【解説】 圧倒的なリーダビリティと鮮やかすぎる伏線回収で、2008年の “本屋大賞”や“山本周五郎賞”を受賞するなど各方面から絶賛された 伊坂幸太郎の傑作ミステリーを映画化。 仙台を舞台に、ある日突然、見えない巨大な力によって首相暗殺の 濡れ衣を着せられ追いつめられていく一人の男が、かつての仲間たちを はじめ彼の無実を信じる人々の支えだけを頼りに、懸命の逃亡を 繰り広げる姿をスリリングかつ感動的に描き出す。 主演は「南極料理人」の堺雅人、共演に「チーム・バチスタの栄光」の竹内結子。 監督は、これまでにも「アヒルと鴨のコインロッカー」や「フィッシュストーリー」 など伊坂幸太郎作品の映画化で実績を残してきた中村義洋。 【ストーリー】 仙台に暮らすごく平凡な30歳の独身男、青柳雅春。金田首相が 凱旋パレードを行うその日、大学時代の同級生・森田に呼び出された彼は、 “お前、オズワルドにされるぞ。とにかく逃げろ”と謎の警告を受ける。 その直後、背後のパレード会場で爆発音がしたかと思うと、なぜか2人の 前に警官が現われ、躊躇なく拳銃を向ける。訳もわからぬまま反射的に 逃げ出した青柳は、やがて自分が身に覚えのない証拠によって首相暗殺の 犯人に周到に仕立てられていくことを大量のマスコミ報道で知る。 青柳の元恋人で大学時代のサークル仲間でもある樋口晴子は、事件の報道に驚き、 かつての仲間たちに連絡を取ろうとするのだが…。 【感想】 <><> 「ゴールデンスランバー」洋画のようなタイトルですが、邦画です。 伊坂さんの本は面白いので読みたかったのですが、映画化されると知って、 原作は映画鑑賞後に読もうと思いまして、原作未読での鑑賞です。 原作が伊坂さん、主演が堺さん、香川さんも出てますので、いやがおうにも 期待は高まりました\(^O^)/ そして観たかったこの作品、一足早く試写会で鑑賞することができました! なのに今頃の感想アップになってしまいました 上映時間2時間超えは、試写会場のイスではお尻が痛いなあと思ったのですが えっ?もう終わり?と言う感じで時間の長さを全然感じませんでした。 首相暗殺犯に仕立て上げられた男の逃亡劇、無罪を証明するための逃亡劇は 逃げる、捕まる、また逃げるの繰り返しでスリリング! ドキドキハラハラして観ているのに、主人公と彼を絡む人たちの会話や台詞が 笑えます(笑)これって、コメディ?と思うほどニヤニヤ笑っていたような 気がします(笑)かと思うと友人や先輩の台詞や父親のコメントにホロリとしたり・・・ ミステリー小説が原作なんですが、人情劇を観ているような気もしちゃいました 堺さんをはじめとするキャストもキャラがたっていて、それぞれに良かったですし 技巧に富んだ伏線も上手く回収されていて、また、最後までラストが予想できず 面白かったです と言うことで魅力的なキャストたち <堺 雅人> <吉岡 秀隆> <劇団 ひとり> <竹内 結子> <香川 照之> <永島 敏行> <濱田 岳> <ベンガル> <貫地谷 しほり> <江本 明> みなさんそれぞれにハマっていて、キャラが立っていましたが、 1番印象に残ったのが、何を考えているのかよくわからない不思議な キルオ役の濱田 岳さん、まるでターミネーターのようで表情のない 不気味な刑事役の永島 敏行さんで、二人の役柄がいつもとは違う役 (二人とも良い人が多いよう気がするので)でインパクトがありました その他、青柳の父親役で伊藤四朗、樋口の夫役で大森南朋、謎の少女で相武紗季等々豪華なキャストです。 小野(劇団 ひとり)の恋人がソニンと言うのも、彼の実際の奥さんが大沢 あかねなので、なんか 可笑しかったです(笑) 観始めた時は、だれが青柳を犯人にしているのか?と出てくる登場人物が みんな怪しく思えたのですが、この作品は謎解きとかだれが青柳を落としいれたのかと かが問題ではないんですよね・・・結局事件の真相(黒幕)は ハッキリとわからなかったのですが、そう言う意味では、犯人探しとかことの真相に 重点を置くと、結末は肩透かしになるかもしれません(^^ゞ <小説は、そのへんはどうなんだろうか???> 犯人探しより逃亡の過程(主人公の過去・学生時代の回想も含めて)を 観て人間のあたたかさ(あるいは怖さ?)を感じた映画でした 宅配便の先輩、老警官とのやりとりも面白かったなあ・・・ 冒頭とラスト、そうくるか~~と好きです この作品を観て、「冤罪」と言うものの怖さも感じましたが、 それよりも、仲間っていいもんだな、親ってそういうもんだよねと 人間の温かさも感じ「人間の最大の武器は信頼と習慣」と言う言葉の意味も納得でした! ビートルズは好きなのに「ゴールデンスランバー」 (黄金のまどろみ)は知りませんでした(^^ゞ 映画の中で言っていましたが、この曲はビートルズの解散間際、メンバーの 心がバラバラになっている時、ポールが1人でメドレーをつないだとか ・・・映画の主人公と仲間4人と重なりました。 ちょっと話がそれますが 「伊坂さんの作品は、文章から映像が浮かぶので、映画にしやすい」 と言うようなことを今を時めく、勝間和代さんが言われていましたが、 私もその言葉には納得です 鑑賞を終えて、早く原作が読みたいと思いましたが、ここまで待ったので、 文庫版になるまで我慢します(笑) 感想書いていたら、いろいろなことを思い出し、もう1回観たいなと言う気分に なりました(笑) この映画『たいへんよくできました』(笑) 1月30日(土)から公開 <クリックで公式サイトへ> <東京厚生年金会館での試写会で鑑賞> ポチッとお願いします *これから出かけますのであわててアップしました(^^ゞ 後で追記します^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.31 02:10:16
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