Cinema Collection

IT'S COMPLICATED

失敗の数だけ、きっと最後は、おいしい人生が焼きあがる。

映時間 120分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2010/02/19
ジャンル ロマンス／コメディ
映倫 R15+

【解説】

「恋愛適齢期」「ホリデイ」のナンシー・マイヤーズ監督が、メリル・ストリープ、
スティーヴ・マーティン、アレック・ボールドウィンを主演に迎えて贈る大人の
ロマンティック・コメディ。
人気ベーカリーを経営し、３人の子どもたちを立派に育て上げたバツイチ女性が、
元夫と建築家を相手に忘れかけていた恋の歓びを蘇らせたことで戸惑い
心揺れるさまとその顛末を綴る。

【ストーリー】

10年前に敏腕弁護士の夫ジェイクと別れ、３人の子どもを一人で育てる傍ら、
長年の夢だったベーカリーの経営に尽力してきたジェーン。
いまでは子どもたちも立派に自立し、ベーカリーのほうもＮＹタイムズ紙で
Ｎｏ．１の評価を得るまでに。不満のない人生のはずが、どこか物足りなさも。

そんな時、息子の卒業式のためにニューヨークにやって来たジェーンは、
ホテルのバーでジェイクと鉢合わせ。はるかに年下の小娘と再婚した
ジェイクだったが、なぜか熱烈に言い寄ってきて、酒の力も手伝って
ジェーンもすっかりその気に。
一方で、自宅の増築の打ち合わせで知り合ったバツイチの建築家アダム
ともすっかりいい雰囲気のジェーンだったが…。

【感想】
＜＞＜＞

大好きなメリル・ストリープの主演、「恋愛適齢期」も「ホリデイ」好きな
私なので、ナンシーマイアーズ監督との相性もバッチリ、ついでに言えば
パン（ベーカリー）も大好き！これだけ、好きなことがそろったら、そりゃあ
期待度も上がるってもんです。

で、結果はどうかと言うと・・・

いや～～面白かったあ！メリル、やっぱり大好きだ～～～～（笑）
そして、マイヤーズ監督もやっぱり、好み～～（笑）

４０、５０代の女性の気持ちを描かせたら、１番じゃないかと思うほど
この監督の女性の気持ちの描写が好きです

マイヤーズ監督曰く脚本を書いている時、「メリルが演じたらと
考えると筆が進んだ」とのことですが、私もメリルが演じたからこそ、
こんなに素敵な作品になっているんだなと感じました。
ちなみに、メリルには４人（男２女２）の子どもがいて結婚３０年（離婚してません）
監督は結婚して１８年で離婚しています

誰も聞いていないと思いますが、私には息子が２人、結婚して○○年、
もちろん離婚してませんし、その予定も今のところはありません（爆）

ですが、人生の後半に入ったジェーンの気持ち、子どもたちが巣立ち、
仕事も順調、さてこれから自分はこの先どう生きていこうかという気持ちは
すごくわかります。
また、元夫とヨリが戻ってしまうのもわからないではありません。
（同窓会とかで、元カレに逢うと昔思い出したりして、ちょっと
ドキッとしますから・笑・まあ、元カレと元夫では、全然立場が違いますけどね）
すべての女性が男性がそばにいないと、ダメと言うことはないと思いますが
私は恋はいつまでもしていたいと思ってます
と言うことで、どっぷりジェーンに感情移入して鑑賞していました（笑）



邦題は、恋するベーカリー・・・の割には、パンがあまり出てこないと思ったら
原題は「IT'S COMPLICATED（それは複雑だ）」でした。
ジェーンが人気ベーカリーの経営者だから、ついた邦題ですかねえ(^^ゞ



映画は、原題通り、離婚した男女の複雑な恋愛関係がコメディタッチで
描かれており、仕事、家族、女友達を通して、身＜ここ大事です・笑＞も心
＜もちろん、これも大事です・笑）も自立して自分らしい人生を手に入れていく
と言う物語で、この監督のお得意の物語でした

若い女が必ずしもいいとは限らないって言うのは、４０代以上の女性に
は勇気と夢を与えてくれますねえ（笑）
不妊治療センターでの待合室（中年のおじさんと若い女性のカップルばかり）
のシーンは、ちょっと意地悪で（笑）私のようなおばちゃんには
嬉しいシーンでもありました（笑）



もう、メリルの演技に感動、感激なんですが（彼女の凄いところは、
ただただ綺麗にみせないってとこかな）、メリルを奪い合う？（笑）
２人の男性、アレック・ボールドウィン、スティーブ・マーティンも
良かったです

本来なら、コメディ得意のスティーブが元夫役、アレックが渋い建築家役と
思うのですが、逆の役柄だから、これまた面白い！



アレックがあんなにお茶目で、かわいい人だったとは（笑）
調子がいいなあと思いながら、憎めない元夫役笑わせてもらいました。
特に、ラストのほうのウェブカメラのシーンは抱腹絶倒間違い無しです（笑）
今思い出しても笑いが～～～（爆）

でも、太り過ぎだよね～。昔はカッコ良かったのに(^^ゞ
本人は、２０１１年でTVの契約が終わったら、俳優業はあと２年で
引退すると言っていますが、俳優続けて欲しいなあ。。。



スティーブは、今回はお笑い担当でなはくて、意外と地味な役柄。
渋くて、誠実で穏やかな建築家でジェーンに好意を持ちながら、
遠慮がちに彼女に接するのが好印象。
しかし、彼の役柄、妻に浮気されて、その相手が親友で、離婚して２年、
いまだに立ち直れないと言う設定は、実際にそう言う男性がいたら、
かわいそうすぎます(^^ゞ
親友と妻が浮気して結婚って、実際にありそうでなさそうで
やっぱり、ありそうな気がします（爆）

アレックもスティーブもメリルと共演できることが嬉しいと
言ってましたが、同時に、２人もお互いにファンだったとのことで、
意気投合した２人の今年のアカデミー賞の司会楽しみで～す



そして、もう一人、かなり印象に残ったのが、エミリー・ブラントの
婚約者で、映画の中では、メリル演じるジェーンの長女の婚約者役の
ジョン・クラシンスキー、イケメンではないのですが(^^ゞ
この演技観て（かなり笑わせてもらいました）、エミリーが
惚れたわけわかりました（笑）



マイヤーズ監督もメリルも１９４９年生まれなので、２人とも６０歳。
６０歳になっても二人のように美しく輝いていたいものです



１０年ぶりの激しいSEXの後のシーン（２人がベッドで仰向けになっているシーン）
は「恋愛適齢期」のダイアン・キートンとジャック・ニコルソンを思い
出してました（笑）このチラシでもわかりますように、男性は有頂天、
女性は戸惑うんでしょうね

R15指定なのは過激な（下ネタ？）トークと言うこともありますが、
ハッパの描写のせいかも？
５０歳の恋愛白書でもそういう描写がありましたが、アメリカでは、
誰もが１回は経験があるのかな？とか思ってしまいました

音楽もいいと思ったら、ハンス・ジマーでした！３月公開の
「シャーロックホームズ」もハンス・ジマーなので、楽しみ～♪

ラスト「あ～～あ」と思ったら・・・「いた～！」って感じで嬉しかったです
これから、あの二人は、どのように距離を縮めて行くのかな
メリル・ストリープがとても可愛くて、彼女を取り巻く人たちも
基本（笑）いい人たちで、始終笑いが絶えない映画でした。

この映画は４０代以上（なぜ４０代以上なのか？笑）の女性なら、
絶対に好きだと思います

あまりパンは出てきませんでしたが、クロワッサンとチョコが大好きな私なので
出てきたチョコクロワッサン食べたくなりました
作ろうかな～～
あっ！サンマルクカフェで買ってこよう～っと
２月１９日（金）から公開


＜パンフレット￥６００クリックで公式サイトへ＞

これは、人気ベーカリー経営者ジェーンの物語。
　　そして、自分らしく生きたいあなたの物語。

＜１０９川崎・エクゼクティブシートでゆったり鑑賞・笑＞

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