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カテゴリ:2010年鑑賞映画
命を、燃やせ。 上映時間 141分 製作国 日本 公開情報 劇場公開(東宝) 初公開年月 2010/09/25 ジャンル 時代劇/アクション/サスペンス 映倫 PG12 【解説】 63年の傑作時代劇を「クローズZERO」「ヤッターマン」の 三池崇史監督が豪華キャストでリメイクした時代劇エンタテインメント大作。 権力を笠に言語道断の蛮行を繰り返す将軍の弟を暗殺すべく集められた13人の 刺客が、300人を超える軍勢を相手に壮絶な戦いに臨む姿を描く。 主演は「パコと魔法の絵本」の役所広司、共演に山田孝之、伊勢谷友介、 市村正親、稲垣吾郎。 【ストーリー】 江戸時代末期。将軍・家慶の弟で明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)の 暴君ぶりは目に余った。斉韶は近く、老中への就任も決まっている男。 幕府の存亡に危機感を募らせる老中・土井利位は、かねてより良く知る 御目付・島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。 さっそく、甥の新六郎をはじめ十一人の腕に覚えある男たちを集めた 新左衛門は、後に加わる山の民・木賀小弥太を含む総勢十三人の暗殺部隊を 組織、入念な計画を練り上げていく。 しかし、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛もまたその動きを抜け目なく察知し、 大切な殿を守り抜くべく周到な準備を進めていた…。 【感想】 <>キャストがいいのでちょっとオマケ。 邦画をあまり観ない私が初日に行くのですから、かなりの期待度(笑)です。 ポイント鑑賞なので窓口に並ばなければならずσ(^◇^;)入れないと困るので 600人以上入る有楽町の日劇に行きました。 (いつもなら、ヒルズに行くのですが・・・) 13時からの鑑賞でしたが、ほぼ満席、年代は幅広いですが、 おじさんたち(5、60代)が結構、目につきました。 オープニングの内野聖陽さんの切腹シーン(彼の役がまさかこれだけ だったとはσ(^◇^;))から、惹き込まれました。その後、暗い画面と 時代劇の特有な言い回しなどが少々聴きとりにくかったのですが (私だけかな?私の耳が悪いのか(^^;)まあ、ストーリーの理解には そんなに問題はありませんでした。 暗殺のために仲間を集め、戦略を練る過程もテンポがいいですし、 松平斉韶の極悪非道振りを際立たせているため、勧善懲悪に何の疑問も 挟む必要も無く、13人の刺客達に共感しやすい作りになっていて、 最初から最後まで飽きずにと言うか、結構ドキドキ、緊張感を持って観れました。 でも、戦いの場を落合宿と決めるまでの前半の重厚さが、途中から、 ちょっとダウンしてしまったのは、個人的にはちょっと残念でしたσ(^◇^;) 役所さん、市村さんは、もう予想通りで、勿論上手いのですが、 いや~~吾郎ちゃん(稲垣)の演じる、斉韶の極悪非道、残虐ぶりは、 凄まじく、怪演でした。 目元が凉しげなゴローちゃん、観かたを変えると、それが狂気を 帯びているようにも見え、無表情、無感動ながら、時折見せる笑い(笑み) がこれまた無気味。 天下のスマップの吾郎ちゃん(笑)が、よくこの役引き受けたな~と 驚きました。斉韶は、それぐらいのワル、死んじゃってください!殺さなきゃ! と思わせるサイコ殿様でした。 予告編でも観ていたので、吾郎ちゃんが悪役と言うのはわかっていましたが、 これほどの役だったとは・・・ 日本のアカデミー賞の助演男優賞もらえるかも?と思わせる素晴らしい 演技でした。(ジャニーズ事務所は、確か、日本アカデミー賞は 辞退しているから、実際にはもらえないけど) そして、印象に残ったのが松方弘樹さん(私はこの方のお父さん、 近衛十四郎が好きでした・・・って言うと年バレル(^^;父母が時代劇好きで、 すんご~く小さい頃に観たんですよ)は、さすが東映時代劇の大スターだけ あって立ち回りが鮮やか、殺陣も素晴らしかったです。 そして、もう一人が伊原剛志さん、その佇まいがカッコイイ武士でした 孤高な存在感が光っていました。山田孝之さんも相変わらず好演でした。 そして時代劇ファンには、平 幹二郎さんの出演も嬉しいところでした。 他、古田新太、沢村一樹、高岡蒼甫、六角精児、さん等々いい役者が 使われているのですが、せっかく13人とタイトルにあるのですが、 集ってきた彼らの背景が全く描かれていないので、彼らに感情移入しにくく、 その辺はもったいなかったかな・・・ 松本幸四郎演じる牧野靱負(ゆきえ)は、なぜ斉韶を恨んでいるかが 描かれていたので、彼にはかなり感情移入できましたので、刺客たちの 背景が描かれていたら、ラストシーンの戦いでは、もっと彼らに感情移入できて、 より面白く観れたのではないかと思います。 <でも、そうすると時間が長くなってしまうから、これでいいのかな。。。> とは言え、50分もあった(パンフに書かれていて驚きましたが、上映時間の 3分の1近い)ラストの戦いは、チャンバラは、圧巻!見応えありました。 多勢に無勢(13人と300人)の戦いのため消耗戦になって、 最後がどうなるのか気になって、また、1人1人消えて(殺されて) 行くんだろうなと思うと・・・誰がどこでと思うと・・・ ドキドキもんで、ず~っと緊張して観てました 斬って斬って斬りまくった彼らもへトヘトだたっと思いますが、観ている 私も力が入って疲れました(笑) 重厚な時代劇と思いきや、そこは三池監督だからか?笑いを取る シーンもいくつか用意されていたのですが(実際に笑い声もおこっていたのですが)、 伊勢谷友介さん演じる山の民と岸辺一徳さんのあのシーンはどうなんでしょうか? ちょっとやりすぎのような気もしましたσ(^◇^;)必要なのかなあ、あのシーン(^^; また、戦闘のシーンの燃える牛も、いかにもCGとわかってしまい、 戦いの迫力が失せてしまったような気がしました 最後に豪華なキャストの紹介<チラシを使って紹介・笑> 木枯らし紋次郎や桃太郎侍、必殺シリーズなど、小さい頃は、 時代劇が大好きだった私なので、久しぶりに観た時代劇に満足はしました。 重厚な時代劇と思ったら、痛快エンタメ時代劇でしたが(^^; 時代劇に興味がなかった若い人たちが、時代劇も面白いと時代劇を 見直すきっかけになったら、それはそれでいいので、こういう作りも アリと思いました リアリティがどうとか言う人は見ないほうがいいと思います(笑) だって~、300人に13人で立ち向かうお話なんですから~(笑) 9月25日(土)から公開 <パンフレット¥600クリックで公式サイトへ> 天命あって集いし、我ら・・・十三人。 さあ、一世一代の大博打だ。 モデルとなった史実 映画『十三人の刺客』のモデルとなったとされる事件が、松浦静山の 『甲子夜話』に記されている。11代将軍・徳川 家斉の25男で、 明石藩第8代藩主・松平 斉宣(なりごと)参勤交代で、尾張藩を通過中に、 行列を横切った3歳の幼児に切り捨て後免を行って殺害してしまう。 その処置に、尾張藩は激怒し、御三家筆頭の面子にかけて、今後は明石藩の 領内通行を断ると斉宣に伝えた。このため、明石藩は行列を立てず、 藩志たちは農民や町民に変装して尾張藩内を通行したという。 <チラシより> <TOHOシネマズ・日劇にて鑑賞> <変なおじさん(観客)のお話は字数が多くなり 書けなくて残念(^^;また、後日> クリックよろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.26 23:55:00
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