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カテゴリ:2010年鑑賞映画
3人の刑事。1つの事件。 それぞれの正義が交錯する──。 守るための正義か 救うための正義か 上映時間 132分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(プレシディオ) 初公開年月 2010/10/30 ジャンル ドラマ/アクション/犯罪 映倫 R15+ 【解説】 「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア監督が、 リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルの3人を 主演に迎えて描く緊迫の刑事ドラマ。 ブルックリンの犯罪多発地区で危険と隣り合わせの過酷な日常を 送る3人の警官たちの三者三様の苦悩が、リアルかつ緊張感溢れる タッチで綴られてゆく。共演はウェズリー・スナイプス、 ウィル・パットン、エレン・バーキン。 【ストーリー】 ニューヨーク、ブルックリンの低所得者層が暮らす犯罪多発地区。 ここで、警官による強盗事件が発生する。マスコミの非難にさらされた ニューヨーク市警では、犯罪の取締り強化でイメージの回復を狙う。 そんな中、ベテラン警官のエディは定年退職を1週間後に控えていた。 日々を無難にやり過ごすことだけを考えて警官人生を送ってきた彼だったが、 最後の任務として犯罪多発地区での新人研修を任されることに。 信心深く子だくさんの麻薬捜査官、サル。愛する家族のために どうしても広い新居が必要になるが、彼の薄給ではとうてい資金の 工面などできるわけもなかった。 長年ギャングへの潜入捜査を続けているタンゴ。 もはや結婚生活もボロボロで、捜査から抜けたいと 上司に願い出る。ところが、そんなタンゴに、 彼の命の恩人でもあるギャングのボス、 キャズに対するおとり捜査というさらなる過酷な 任務が課せられる。 【感想】 <> ギア様とイーサンが好きなので、また「トレーニング・デイ」も大好き なので鑑賞!タイトルがクロッシング、予告編も彼らが交錯するような 作りでしたので、いつどこで彼らはクロスするのかと期待していたのですが、 原題は『BROOKLYN'S FINEST』(ブルックリンの警官)、ですので、 苦悩する3人の警官の日常が描かれた内容となっていました。 と言う事で、3人の警官の紹介 <皆様それぞれに好演、熱演> エディ(=リチャード・ギア)・・・・退職を1週間前に控え、 自らの人生に空虚感を抱いているベテラン警官。結婚はしていたようだが、 今は独身(別居?)。彼の唯一の心の拠り所は娼婦のチャンテル。 <疲れたやつれた感じのギア様σ(^◇^;)演技は上手いと思いますが、 ギア様は、やはり教授とか弁護士とかそういう役が似合うなあ> サル(=イーサン・ホーク)・・・信仰が深く、家族思い麻薬捜査官。 5人の子どもがいる上に妻が双子を妊娠中。その妻がぜんそく (住んでいる家のせいらしい)。愛する妻とこどもたちのために新しい家を 購入したいが、警官の安月給では、毎日の暮らしで手いっぱい。 <ちょっと年とっちゃったなあとも思いますが、この人って本当に 母性本能刺激するんですよね~なんかほっとけない感じでσ(^◇^;) こういう役柄は、イーサンの十八番ですよね> タンゴ(=ドン・チードル)・・・潜入捜査官として自らの人生を犠牲に 捜査を続けている。昇進のために自分で志願したようだが、妻にも離婚を つきつけられ、精神的に限界を感じ潜入捜査から外して欲しいと上司に 頼むが聞き入れられない。 ギャングのボス、チャズは、命の恩人であり、お互いに心を通わせている。 <フェイクのジョニーやインファナル・アフェアーでのトニー・レオンを 思い出しました・・・潜入捜査って本当に人格壊れますよね・・・ 人生も犠牲になるし・・・ドン・チードル良かったです> キャストは、他に、ギャングのボス・チャズをウェズリー・スナイプス、 タンゴの上司のお偉いさんをエレン・バーキン、サルの同僚(親友?)を ブライアン・F・オバーンが演じています。 <名前は勿論知っていますが、もしかするとこのかた出演の映画 初めて観たかもσ(^◇^;)> <この人見ると、アルパチーノと共演のシー・オブラブを思い出す私 エレンおばちゃんになりました> <どこかで見た顔・・・思い出せない・・・パンフ見てわかりました。 『ザ・バンク 落ちた巨像』に出ていた強烈な印象の殺し屋役やってました> 目の前の現実と彼らにある正義の間で揺れ動く3人の警官の結末が、 私は全く読めず、彼らがどうなって行くのかと最後までドキドキしながら、 鑑賞していましたので、そう言う意味でも面白い作品でした タイトルと違って、クロスはしない3人でしたが、ラスト、ある集合住宅に それぞれの理由によって導かれます・・・ さて、3人の運命は。。。。 以下内容、ラストに触れています この作品、私は、いい意味で裏切られたことが2点あります ひとつは、予告編の作りが上手かったので、あの予告編でサル(イーサン)が お金のために(麻薬捜査中)親友を殺すと私は勝手に思っていたので、 そのシーンまでドキドキハラハラして見ていたこと(笑) 冒頭でもサルが悪徳警官と思うような行動もありましたので・・・ もうひとつは、タンゴの最後。彼を撃ったのは、タンゴがエレベーター前で 見逃してあげた男だと思ったら、サルを心配して追いかけて来たサルの 親友であったこと。(彼が勘違いして発砲) そう言う意味でも個人的に面白かったです そして、ラスト・・・ 妻と子どもを愛し帰る所のあるサルと昇進が約束されて戻るところのあった タンゴは死んで、警官も退職し、心の拠り所の娼婦にも振られ、自殺願望も あったと思われるエディが生き延びてしまい、人生は皮肉なものだと感じました ラスト、エディの呆然とした顔のアップが心に残りました。。。 オープニングから、暗く、重く、また、度肝を抜かれ、ラスト、 あっけなく死んでしまうことに(また生き残ることに)人生の皮肉を感じ 爽快感など何もない作品でしたが(苦笑)、私は好きな作品でした NYPDって有名なのに、犯罪も多いでしょうに、警官のお給料って本当に 少ないんですね 10月30日(土)から公開 <パンフレット¥600クリックで公式サイトへ> アカデミー賞受賞作『トレイニング・デイ』の監督が、 再び突き付ける‘善と悪’豪華実力俳優たちによる 珠玉のクライム・サスペンスが今、ベールを脱ぐ。 <TOHOシネマズ日比谷シャンテにて鑑賞> クリックよろしくお願い致します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.07 23:47:15
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