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Jun 21, 2005
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ーーー 一応ネタバレなし ーーー

飛行機の中で観た映画ですが
皆、泣かされました。
後が困りましたね~。

さすがアカデミー作品賞受賞。
「アビエイター」、「ネバーランド」、「Ray」、「サイドウェイ」....
どれが穫ってもおかしくなかったのだけれど....
一番後を引くというと、これですもんね。一番重いと言うか...。
監督賞も、だから、全部でオスカー4つ(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞)
受賞でしたか。(ここでアカデミー賞についての議論は、なしですよ)。

・.:*:・☆.:*:・.:*:・☆.:*:・.:*:・☆.:*:・.:*:・

Million Dollar Baby 「ミリオンダラー・ベイビー」

監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド
出演:ヒラリー・スワンク、クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン
(2004年 アメリカ 133分)

【あらすじ】
ロサンジェルスで小さなボクシングジムを営む老トレーナー、フランキー(クリントさん)
のところへ、女性ボクサーを夢見る30過ぎの女性マギー(ヒラリーさん)がやって来る。

「弟子になりたい」
「女性はダメ」

あきらめないで、高速バスで通ってきては片隅で練習を続けるヒロイン。
ふらふら、よたよた、見よう見まねでやっている彼女に
スクラップ(モーガンさん)が声をかける。

マギーの仕事はウエイトレス。
客の食べ残したステーキを持ち帰って食べている
(ここはなぜか有名、プレビューにあったのかな?)。
孤独を紛らわし、貧困からはい上がるために、ボクシングに賭けていた。

老トレーナーは彼女の面倒をみることになる。
彼女はどんどん成長し、強くなる。
そんなある日の大試合で。。。。。
milliondollarbaby


・.:*:・☆.:*:・.:*:・☆.:*:・.:*:・☆.:*:・.:*:・

クリント・イーストウッド監督の作品は
深い~。。。。「ミスティック・リバー」もですが
見終わった後、ちょっと考えてみなさいよって
こちらにも重荷がパスされたような感覚に襲われます。
重い。。。。

これは単なるボクシングの、チャンピオンの...栄光物語ではありませんでした。
貧困、家族の不和、力の強弱、金、欲、アメリカンドリーム....愛と死。

こんな貧しいなんてドラマっぽい?
あんな家族がいるわけない?
信仰に救いを?

本当にいるんです。本当にあるんです。
だからスゴいと思います。
さすがカーメル市長だっただけあって....といっても
ここはお金持ちがたくさん住むエリアですが.....
アメリカのリアルな姿を見せてくれます。
ドロドロの社会問題を考えさせてくれます。

お金が欲しい?お金さえあったらいいのか?
弱いものは勝てないのか?
家族って何だろう?
罪か?倫理か?

自分の愛する人があんなんなったら、どうする?
自分がなったら、どうする?

ワタクシ論では.....愛しかない!

フランキーさん(クリントさん自身も)のルーツ、アイリッシュカラー、緑色。
綺麗ですねぇ。
送られたマギーのガウンの背中には「モ・クシュラ」とあります。
愛読書イエーツの詩集の言葉です。
「モ・クシュラ」?
彼女はその意味を知りません。
ファンは彼女をモクシュラ!モクシュラ!と呼び、声援を送ります。
何だそれ?
この「モ・クシュラ」の意味がわかった時
あなたの涙も洪水になってます(TToTT)

ここじゃ言えない~~~~。。。。
だからDVDで静かに観るのがよい方もいらっしゃるかも?
(日本ではまだ未発売)

クライマックスは私の予想とは全然違う方向へ(観る前に評とか読まないので)。
見終わったら、どっよ~~~ん(ToT)
アメリカンドリームは....報われません。
しかし、愛されなかった不幸な者は愛を見つけ、絆は生死を越えても結ばれています。


これ以上、ストーリーは書けませんので、ラストに関しての議論も
控えます。

ヒラリーさんのボクシングシーンはCGなし、スタントなしなんですって。
ラスベガスでの試合に出てくるワルボクサー(笑)も本当のボクサーだそうです。
シリアスな場面もうまいですが、私は彼女の「これでエエ?やってエエ?」って
キラキラ、ウキウキした少女(少年?)のような姿が印象に残っています。
「ビバ・ヒル...」や「ボーイズ・ドント・クライ」を経て今輝いてますね。

クリントさんのシブ枯れの演技もよかったです。
時々、私にゃ何言ってんだか聞こえなくなるんですけど(苦笑)。

ナレーションもモーガンさん。訥々と、それでいて温かく
また泣けます。
訳ありのスクラップを演じるモーガンさん、ここでもまたバッチリ!です。

アメリカにはエエ俳優さんがいっぱいおりますね~。

原作はF・X・トゥールの短編集「Rope Burns」から。

最後にもう一つ。
以前から疑問に思ってましたがやっぱり欧米人の鼻には軟骨(関節?)がしっかりあります
「血止めシーン」でな~んか、わかったな~。
痛いけど~~~うらやましいな。

☆☆☆ TBを含め、修正いたしました。ネタばれはなしです。 ☆☆☆





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Last updated  Jul 4, 2005 08:22:30 AM
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