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テーマ:アフリカ生活(205)
カテゴリ:西アフリカを知る
私と子どもは、任期が12月まである夫より先に、日本へ帰国する可能性が高くなりました。
9月から子ども達は、日本の学校へ通うことになりそうです。 今日、我が家にある子どもの文房具や服、日本食をこの国に残っている日本人の方々に引き取っていただきました。 夫は「無料で渡しなさい」と言いましたが、私はたとえ10円でも値段をつけて売りました。 そのほうが気安く引き取っていただけると考えたからです。 日本人と言っても、ごく少数です。 4年ほど前までは、200人以上居たそうです。 しかし、度重なる内乱などで、企業関係が次々に撤退しました。 今、この国に残っているのは、この国に住み、骨をうずめる覚悟を多少なりとも持っていらっしゃる方々ばかりです。 この方々は、日本へ頻繁に帰国することもありません。 それだけに、今回私が放出した子供服や日本食は、それなりに好評で、たくさん引き取っていただきました。 私にすれば、赴任の際や休暇のたびに買い込んで持ってきた品物です。 この国で生活する時間が短くなってしまい、全部を使い切るあてもありません。 こうして引き取っていただけてよかったと思っています。 今日、私が店開きをしたのは、日本人学校補習校です。 ちょうどそのとき、補習校では保護者がパソコンの勉強会を開いていました。 実は補習校はHPを持っています。 2003年から更新がされていません。 ちょうど我が家がここへ来る直前です。 ネットを触れる人が転任し、誰も更新できなかったそうです。 少しでも自分達で更新していくために、残る人たちは勉強を始めたのです。 日本へ戻るために荷物を売り払う私。 それを引き取り、コートジボワールで生活を続ける日本人。 いろんな人生があるんだな、などと感傷にふけるのでした。 最近の補習校の様子は、私のサイトでも紹介しています。 アフリカの国で、国語と算数を毎週土曜日、3時間だけ勉強しています。 子どもの数も減り、今は一桁になってしまいました。 このような補習校は、規模の違いはあれ、世界中のあちこちにあるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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