66年前の映画を観た。チャールズ・チャップリンがヒットラーを徹底的にからかった映画。特にヒットラーの演説シーンが面白い。戦争反対のテーマと独裁者の恐ろしさが見事に描かれており、独裁者と、彼にそっくりな散髪屋の二役をチャップリンが見事に演じている。
ヒットラーが地球儀の風船を手にとって遊ぶ狂気のシーン、散髪屋が「ハンガリー舞曲」のメロディーに合わせて客の髭をそるシーンが印象的だった。
ラストのヒットラーと入れかわったチャップリン(散髪屋)の大演説は半世紀が経った今もなお、ぼくたちの心を強く揺さぶる。世界平和を願う彼のメッセージ。しかし、どうしてこれほどまでに感動的なのか。映画って本当にいいもんだな、と強く感じた。