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カテゴリ:読書
昨日は2冊本を読み終えました。
一冊は「霧笛荘夜話」浅田次郎著。 この話は読みやすくて、浅田さんらしいお話。 特に感想はないかな? もう一冊は夜読み始めて、止まらなくって・・・・ 読破してしまいました。 途中涙したり、納得したり・・・・ いい意味で、村上龍らしくない本です。 おすすめです。 村上龍「最後の家族」 あらすじ リストラにおびえる父親・秀吉、 若い大工と密会を重ねる母親・昭子、 引きこもりの長男・秀樹、 10歳年上の元引きこもりの男と交際する長女・知美。 ある日、向かいの家で男に髪をつかまれて引きずられる女を目にした秀樹は、それが「ドメスティック・バイオレンス(DV)」だと知り、いつしか女を救うことを夢想しはじめるが…。 ========================================== 簡単に言うと、引きこもりの秀樹を中心に家族の自立を描く話です。 リストラされ、公園で自分の手首を切る父秀吉 「秀樹もこんな気持ちで引きこもっていたのか」と分かる感じる場面。 DVのことを調べるにつれて 自分の両親への暴力を別の面から見始める秀樹。 弁護士に「あなたもDVの加害者になる」と言われ、 隠れた自分を見つけて涙する場面。 数々の場面が、衝撃的です。 最後は皆自立して、秀樹も引きこもりから出て来て、 家族はバラバラだけど、幸せを予感させられる結末でした。 もちろんこれは小説で、こんなにうまくいくとは全然思わないです。 でも、家族でもお互いを尊重して、支え合って自立することも必要ではないか?という 作者の問いかけに頷けるし、 自分でどうにかしようと思わないと、どうにもならないんだよ。 やってみれば?というエールも感じました。 村上氏ではない位読みやすかったです。 ご興味のある方はいかがでしょう? ではまた(^^v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月19日 15時51分59秒
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