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カテゴリ:読書
最近読み終わった3作です。
まずは恩田陸さん著で「夏の名残の薔薇」 冬の山頂に集まった人たち その中心には3姉妹がいて、集まった人たちにはいろんな思惑があって・・ 一つの章ごとに、死んだり殺されたりする人物がいるのですが 次の章では物語は進むのに、殺された人物は生きていて・・・・ 何だか不思議な物語だったし、最終章はもっと謎めいてしまいました。 ちょっと読みにくいお話で、難しかった。 そして「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウンで「天使と悪魔」 「ダ・ヴィンチ・コード」の主人公ラングドンの最初のお話。 科学力を駆使するテロリスト「イルミナティ」とバチカン市国の枢機卿が対決しているというのを軸に 話は進んで行きます。 私は、全然宗教的な事は知らないので 科学と神というテーマに「なるほどね~」と感じる事が出来ました。 「ダ・ヴィンチ・コード」と話の流れは同じですね。 特にすばらしい事もなく、面白くないこともなく・・・・でもこれが初執筆作品なんですよね~ という事は、天使と悪魔→ダ・ヴィンチ・・・と、かなり力をつけてきている作家さんなので 次作がすごく楽しみ♪ 最後に乙一さんで「失はれる物語」 乙一さんはこの前読んだ「青に捧げる悪夢」の中で「階段」という作品がとても良くて 初めて借りてみました。 まずはこの本の装飾が素敵~♪ おまけに純白紙に印刷されていて、こういう本大好きなんです。 内容は短編集。 ちょっと幽霊がでて来たり、超常現象的な作品たちなんだけど 世間に背を向けたい境遇の人が多く出て来ていて、そして優しい結末や悲しい結末があり 未来につながりそうな話たち。 風景や、気持ちが伝わる文章力で 読みやすいので、是非ご一読頂ければ気に入ってもらえるかな~? この本の中では、シリアスなんですが「しあわせは小猫のかたち」が好きですね。 見えない住民サキと小さい白い子猫と一緒に生活するぼく。 奇妙な共同生活を送るんですが、姿は見えない。 ちょっと笑えたり、ほっこりしたり、そして悲しくなったり・・いいお話でした。 もう一つは「傷」というお話。 これも大人に傷つけられた少年たちの友情の話です。 傷が目に見えるようで、途中辛い所が多かったです~ でも最後まで読み終えると救いがありました。 乙一さんへの興味はますます湧いて出て来てますので これからも読み進めようと思ってます(^^ では又後ほど~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月23日 12時35分07秒
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