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カテゴリ:読書
読む気はあまりなく、ぱらぱらとめくるだけのつもりだったのに~!!
やるべき事を横目で見ながら・・・・・あっという間に読み終えました。 面白かった!! 「秘密」東野圭吾 あらすじ 妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。 妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 その日から杉田家の切なく奇妙な"秘密"の生活が始まった。(amazonより) ありきたりなあらすじでしょう~ でも、この物語は、入れ違いが治ってのハッピーエンドではありませんでした。 そこがこの物語の凄いところです。 直子が藻奈美になってしまい生活し続けたその後を上手に描かれてあります。 読み終わって思った事は、人物描写や人間関係が緻密に描かれているなという事です。 主人公の父親役の平介の、違和感や嫉妬心は痛い程分かるし 現実を受け入れる事の難しさ 取り残される気持ち・・・・ いれかわりは夢物語ではない事を思い知ります。 そして妻・直子が、娘・藻奈美の体の成長と共に心も成長して行く様子。 だんだん、悲しいながら同化していくんですよね。 生きるという事、行き直さなければいけない事 受け入れなければいけない事・・・・ 悲しくて、寂しい、そして未来への希望。 そんなものが沢山詰まっている、とてもすばらしい物語でした。 思い出すとこれは、広末涼子で映画化されてましたね。 原作がこんなに良かったら・・・・映画は・・・( _ - _ ;) ウーン・・・ 難しいかもね。 ではまた(^^v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月18日 12時52分34秒
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