Life is journey．

土日更新できなかったので
まとめます。

まずは乙一さんの「ZOO」を読みました。


星新一さんのような異次元的な要素と
ホラーのような恐ろしさを感じさせる作品達でした。
短編集です。

「カザリとヨーコ」は双子の姉妹が主人公とあって、アニメーションでありそうだなと思いました。
「血液を探せ!」はスプラッタなのに、なぜかコミカルだし
「陽だまりの詩」は近未来の悲しさが漂っていて
「SO‐far そ・ふぁー」は題名と物語のリンクが絶妙です。
「冷たい森の白い家」は白光りする壁の情景が恐ろしい位、不気味。
「Closet」はラストに切れがあって、鮮やか。
「神の言葉」は、昔からある話のリメイク。
「ZOO」は人の心の微妙なところにメスを入れた感じがいいですし、
「SEVEN ROOMS」はホラー作品。これは映像化したらもっと怖いと思う。
「落ちる飛行機の中で」は、飛行機の中のハイジャック犯と、相談しあう二人の乗客のギャップが良かったです。

怖いと言っても、「ぎゃー」っと叫ぶ怖さでは無くって
あとからこみ上げてくる、気持ち悪さ。
じわじわと不気味さが押し寄せてきます。

乙一さん初心者としては、早すぎた一冊だったような気もしますが
もっと彼の他の本も読みたいです。

映像化もされてます。
見たいような・・・見たくないような（汗）


ではまた。