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カテゴリ:読書
はじめに本の話から
先日図書館で運命的に出会えました。(っていうか予約しろ私!) 「むかしのはなし」三浦しをん・著 昔話がモチーフの、短編集なんだけど 微妙につながりがある作品達。 私の一番のお気に入りは 「懐かしき川べりの町の物語せよ」 この登場人物のモモちゃん(新保百助)のワイルドさが好き。 動物的で、甘い物好き、それでいて肝心なところは分かってるし 包容力ある。 完璧じゃん!! 「入り江は緑」は、 ひなびた津波さえも来ない場所に住んでる僕のはなし。 世界が明日終ろうと、永遠に続こうと 何も変わらない。 ただ波に揺られて、漁に出るだけ。 そういうスタンスで私も生きたい。 他にも「花」のサルの潔さ 「ディスタンス」の待ちわびる恋心 「たどりつくまで」の変身への渇望・・・・ どの作品を見ても、「しをんさんすごい」とため息が出ちゃう。 すばらしいです。 その一言しか表現できない自分がもどかしいです。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~**~*~*~* 今日は「モーリス・ユトリロ展」を見に難波へ行って来ました。 酒に溺れ、赤ワインのために絵を描き アルコール中毒の為 病院を出たり入ったりの繰り返しだった人生。 「白の時代」はまさに心の中の空虚さが描かれているようで 迫ってくるものがありました。 私は色彩豊かな「薔薇の時代」が好きです。 奥行きのある風景、教会の空、新緑の季節の鮮やかさ・・・・ とても素敵でした。 結局彼の人生は、母親あっての人生だったようで 母が亡くなったあとの絵は、 生気を失っているように思えました。 展覧会の終わりはそんな絵達・・・ 寂しくなりました。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月23日 15時11分52秒
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