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カテゴリ:読書
「カシオペアの丘で」重松清・著
生と死と愛を真摯に見つめる感動の人間群像 人は苦しみや哀しみに直面したとき、 それをどう乗り越えるのか? 北海道の雄大な自然を背景に、 人生の素晴らしさを渾身の魂を込めて描ききる、 著者久々の長編小説。 これも入院中に読みました。 一人ベットの上で号泣。ああ恥ずかし。 でもさすがだな~と思ったわけです。 これだけの背景と、現実の舞台と、そして昔の出来事を織り交ぜて こんなにもやさしい物語に仕上げて・・・・ 北海道大好きな私にとっては 宝物になりました。 だって、リアルに思い描けました。 巨大な仏像に、そしてカシオペアの丘とさびしい遊園地。 まるで本当に存在するかのように、想像できます。 登場人物たちも、とても身近に感じる。 入院していた時に読むのはつらかった、 でも、これほどまでいいタイミングはなかったのかもしれない・・・ そんな風に思いました。 どんな別れ方をしても、 どんなにつらくても 生きていきたい、支えあって行きたい。 そんな思いをこの本から感じました。 みんないい人ばかりで・・・ 未来を期待できる終わり方で・・・ とてもよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月24日 13時28分54秒
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