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2007年12月06日
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カテゴリ:読書
ようやく一冊終えました。

「スワンソング」大崎義生/著

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

携帯もメールもなかったあの頃、僕たちの恋は強く激しく深かった。
それでも気づくことができなかった。
彼女が心の底で、哀しく美しい歌をうたい続けていることを―。
同じ職場で結婚秒読みの僕と由香の前に現れた、
アルバイトの由布子。
ラスト1ページまで突き抜ける哀しみのラブストーリー、
大崎“恋愛”小説の最高峰。


要約すると、恋愛の・・・・そして鬱の話。
かなり読むのがしんどかったです。

そのしんどさは
この病気が身近にあるから
そして、友だちを思い出すから・・・
決して他人事ではありません。

だから余計に
「奇蹟のような優しさでうめつくされた日々」
と言う主人公の言葉が
胸に響きます。
支える事で自分を支えた・・・そういうのとても理解出来ます。

中でも一番癒されたのは
物語の中ではなく
同じ所で、(多分)同じように涙した人の
形跡が本にあったから。

同じ所で泣きが入ったのね・・・と。
何だか本が綺麗なままじゃないのは少し嫌だけど
でも、こういう形跡なら
あっても良いかな?と。
だって作者にとって勲章だよね~

心が丈夫な時に読んでみて下さい。



ではまたね。








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最終更新日  2007年12月06日 20時52分08秒
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