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カテゴリ:読書
白い雌ライオンヘニング・マンケル/著 【内容情報】(「BOOK」データベースより) スウェーデンの田舎町で、不動産業者の女性が消えた。 失踪か、事件か、事故か? ヴァランダー警部らは彼女の足取りを追い、最後に向かった売家へ急いだ。 ところが近くで謎の空き家が爆発炎上、 焼け跡から黒人の指と南アフリカ製の銃、 ロシア製の通信装置が発見される。 二つの事件の関連は? スウェーデンとロシア、南アフリカを結ぶ糸は? CWAゴルードダガー受賞シリーズ。 ようやく読み終えました。 ヴァランダー警部シリーズ3作目です。 分厚かった・・・・ 長かった・・・・ でも、面白かったー!! はじまりは、殺されるはずの無い女性が殺された所から始まります。 なぜ殺されたのか? 誰に殺されたのか? その疑問と、少しの形跡から、犯人にどんどん近づいて行きます。 そしてもう片方は、大統領側近からのお話。 一番目の側近は、情報を知りすぎた為に殺され 代抜擢された2番目の側近は 少しづつ真実に近づいて行くが、脇道に逸れたり、惑わされたり。 両者をつなぐ細い糸が、少しずつたぐり寄せられ 最後はジェットコースターのように痛快。 でも、お互い顔も声も知らない存在のままと言うのも面白いです。 ヴェランダーは、気の毒だけど普通の感性を持ってます。 殺されたた女性の残された家族を思い、 娘が無事であると、喜び 家族の事を大切に感じてます。 普通の人なんです、悩み苦しみ、病気にもなってしまう。 やっては行けない事もやってしまうし 嘘もつく。 だから魅力的なんですよね~ くたびれた中年男性なんだけど 熱血で。 シリーズ3作目にして大傑作だと思います。 頑張って読んで良かったですv お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月09日 17時04分27秒
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