Life is journey．

廃墟建築士三崎亜紀／著

【内容情報】（「BOOK」データベースより）

ありえないことなど、ありえない。
不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ。
七階を撤去する。
廃墟を新築する。
図書館に野性がある。
蔵に意識がある。
ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。
現実と非現実が同居する４編収録の最新作。

久しぶりの三崎さんです。
相変わらずの独特な世界へ連れて行って頂きました。

まずは「七階闘争」
この作品は、7階ははじめは地上一階だったで
始まります。
面白いですね。
確かに、数は1からできたとは限らない。
うふふ。
楽しい。

そして「廃墟建築士」
壮大な物語ですね～
世界遺産のような、廃墟遺産というかんじでしょうか？
朽ちるということを
年代を経て・・・・と言うのが面白いと思いました。

（で、廃墟遺産と言う言葉を検索すると・・・色々来ました。
　でもこういうの、理解出来る気がする。）

次に「図書館」
はい、もちろんこれが一押しの物語です。
こんな夜の図書館あったら行きたいですよー
戦いの場面は少し分かり辛い気もしましたが
楽しかった。

最後に「蔵守」
これが一番私としては取っつきにくかった。
頭の中で、絵が見えなかったんですよね。

前作の「鼓笛隊の襲来」にしても今回の「廃墟建築士」にしても
面白いんですよねー
設定も、そう来るか＝と言う感じ。
毎回新鮮で、ワクワクします。
大好きな作家さんです。

次は長編をお願いしたいです。