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2008年12月から閉鎖されていた十勝管内鹿追町然別峡の秘湯「かんの温泉」が、大樹町の設備工事業・勝海電気の関連会社「鹿追ホットスプリングス」の買収され、来年5月にも日帰り入浴の営業を再開し、14年中に宿泊施設のオープンを目指すというニュースが載っていた。
じつは2001年4月25日から約2ヶ月間、かんの温泉で送迎用の運転手として、住み込みで働いていた。 秘境に憧れ、秘湯に惚れて、住んで働いてはみたものの、凄いところで、すごい生活でした。 朝6時起床→食事の支度→朝飯→買い出しの準備→帯広駅まで宿泊客を送迎→帯広・音更で夕食等の買い出し→車内で昼食→仮眠→帯広駅から当日宿泊客を送迎→帰り道で買い物をしながら宿へ→夕食の準備→夕食→後片付け→入浴→就寝は0時を回ってから。 約2ヶ月間の在籍期間中の休日は2日。それも札幌から友人が宿に遊びに来るからと、お願いして休みを2日貰っただけ。 テレビもノイズだらけで全局入らず、ラジオも電波が届くスポットが限られ、もちろん携帯電話は不通。ネット接続は山を降りた買い出し時に、akiaのノートTornadoにPHS回線を繋いでメールチェック等をしていた。これが出来るのは送迎運転手の特権だったけど、接続料は高く付いた。 辞めた理由は休みが思うように取れなかったのと、常連のお客さんから「てらさんは客受けが良いから、番頭さんにするって、社長や女将さんが言っていたよ!」と聞いてしまったから。 少人数の従業員で、アットホームな雰囲気はあったけど、社長と女将の間に挟まれて「番頭」というお役目はまっぴらゴメン。そう言えばこの雰囲気、わかってもらえるかな・・・・。すぐさま適当な理由をこじつけて辞めてしまった。社長は良い人だったんだけどね・・・。 いずれにしても秘境の中の、お湯の本当に良い秘湯「かんの温泉」。 再開に向けた動き、うれしく思います。 2001年5月30日撮影 手前のベンツのジープとギャランGTOは社長の車 宿の裏手。板長が覗き込んでいるのはいけす。 厨房内。青木さん、元気でいるかな? 旅館側(上)から駐車場を撮影。左のキャラバンで送迎・買い出し。送迎客が居ないときは、山道を思いっきりドリフトさせて遊んでいた。 その秋に紅葉を撮影に再訪。 「かんの温泉」に4連泊して大雪山を走り回った。 ビックリしたのは古株の従業員がほとんど辞めてしまい、若者がいっぱい働いていた。量で質を補っている現状をみて、これじゃぁ経営が成り立たないだろうと心配になった。 下の写真、紅葉の下の2階建て部分の2階は従業員用の個室がある。6畳間ほどの部屋が6つ並んでいるが、当時15人ほどの従業員がいたので、古株の住まいは左端の旧館だった。 1階部分は湯治客用の狭い客室が並ぶ。その一部屋に泊まったが、常連客気分で部屋の引き戸を開けっぱなしでのれんだけ。夕食時にはおこぼれが貰えないかと子ネズミが入ってきたり、古株が酒を持って入ってきたり。 こんな雰囲気は残せないだろうなぁ・・・・ おまけ 新装開店までかんの温泉には入れませんが、 かんの温泉近辺には川辺の露天風呂がいっぱいあります。 入れるか入れないかは行ってみなければわかりませんが、 一応、案内を載っけておきます。 鹿見の湯には夏に仲間と入ったことがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.27 15:01:46
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