カテゴリ:全学年へ伝達事項
毎年、生徒および保護者の方から、この質問を受けます。すなわち、「1月は学校を休んで、受験勉強をさせてもいいのでしょうか。」という質問です。今年度もすでに3名の方から同じ質問を受けました。
しかし、進学塾の中には、1月は学校を休ませて、塾で受験勉強をさせるところも多く存在することも事実です。とりわけ、中学受験塾に多いように感じます。 ということで、私としては、「総論反対、各論賛成」という結論を出しておきたいと思います。各論とは以下の4点です。以下の4点の注意点を考慮した上で、ご家庭でご判断ください。
これは、もう「ご家庭の方針」としか言いようがないからです。最終的に、合否の結果により様々な影響を受けるのは、塾ではなく、あくまでもご家庭および本人です。従って、ご家庭の方針により「学校を休ませる」という選択を取るのであれば、私からは何も言うことはありません。 ただし、「学校を休んで受験勉強している」という事実は、くれぐれも私には秘密にしておいてください。私の耳に入ってしまうと、何とも言えない複雑な心境になるので、そこは隠し通してほしいと思います。
仮に学校を休んでまで受験勉強をしたとして、意外と「思ったような効果は出ない」という可能性も大です。なぜなら、仕事量というものは、「与えられた時間まで増殖する」からです。 たとえば、「ある1冊の本を読み、その要約レポートを書きなさい。」という課題が出たとします。 もし、3ヶ月間の期間を与えられたとしたら、まずその本を通読し、2度目はじっくりじっくりと読み、さらに重要な箇所にマーカーを引いたり、付箋を入れたりすることでしょう。そうして出来上がったメモをまとめ、さらに参考資料となるような書物まで読み、要約レポートを書き上げる。最後に、出来上がったレポートを入念に校正し、さらにパソコンで清書まで行い、添付資料や表紙を付けて提出することが可能です。 3ヵ月丸々あれば、このような素晴らしいレポートが完成することでしょう。 ところが、上記と同じ課題を「明日までに仕上げろ」と言われたらどうでしょうか。まずは本の目次をさっと確認し、重要そうな箇所にターゲットを絞り、課題の本を飛ばし読みするはずです。その上で、多少汚い字で構わないので、ササっとレポートを書き上げるはずです。これで、とりあえずは完成です。
さらに、時間がたっぷりあるのをいいことに、お昼寝の時間なんて確保してしまう子もいるかもしれません。これでは学校を休んでまで勉強している意味がありません。 人は「時間があると反対にやらなくなる動物」です。この点をよく頭に入れておく必要があるでしょう。
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最終更新日
2012年11月15日 20時33分05秒
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