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進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2013年12月06日
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<内申点確定> 

中3生の内申がほぼ出揃いました。(1名を除く)

予想通りと言いますか、全体を通して見るとなかなか厳しい内申です。平均は出していませんが、9科35程度でしょうか。昨年数名いたオール5も、現時点では1名のみ。ほとんどの子が9科30台です。

 

<複合的な結果>

今年度の中3クラスは、昨年から修正しないとならない点がたくさんあり、それは昨年からこのブログを読んでいればお分かりだとは思います。

たとえば、授業中にじっと座っているとか、提出物の期限を守るとか、文字を丁寧に書くとか、話を聞くときは黒板の方を向くとか、勝手に立ち上がらないとか、発言は大きい声でするとか、正しい姿勢で座るとか、手遊びをしないとか、忘れ物をしないとか、遅刻をしないとか、塾に来る日時を間違えないとか、とにかく「国立学園小学校」なら小2段階で身に付けているようなことを、中2になって初めて指摘された子が大勢いました。

そうした中、本人達も必死のパッチで頑張ってきました。1年経ち、みなさんはどこに出しても恥ずかしくない生徒になったとは思います。先日いらっしゃった上江洲先生もその点は褒めてくださいました。

しかし、最後の最後でやはり低い内申を付けられてしまった子が大勢いました。内申点はテストの点数だけでなく、その子の持つ様々な要素を複合した形で付けられます。塾でいくら厳しくトレーニングしても、公立中学校に存在する「ある種独特の引力」に引き寄せられ、どうしても学校では「私語」や「提出物の出し忘れ」や「自信の無さそうな挙動」などが出てしまう。その結果が、この内申点です。

それと、今年の子は実技教科の成績が悪い子が多かったですね。特に体育が苦手な子が多い。また、音楽も美術も苦手。手先が不器用な子が、男子にも女子にも多かったようです。今回の内申点は、実技4教科に相当足を引っ張られました。

しかし、もうこの内申点で勝負するしかありません。 

 

<自校作成校を受験するかどうか>

さて、塾生の多くは自校作成校や都立上位校を志望してきました。また、私自身も、「塾生を学歴社会のレールに戻す」ということを目標として塾運営しています。

現在では、東大、一橋大、早慶大の約7割は私立中高一貫出身と言われています。そういう意味では、公立中学校に通っている段階で、すでに「学歴社会のレール」からは少し外れてしまっているのです。

一方で、一部上場企業の多くは、有名大学の学生から採用していきます。

したがって、将来一流と「世間的に」言われている企業に就職するためには、東大、一橋、東工大、早稲田、慶応のいずれかの大学に入っておくことが比較的安全です。

公立中学校に通うみなさんを、どうにか「学歴社会のレール」に戻し、将来有名大学、一流企業に入るための礎(いしずえ)を築くことが私の目標であり、塾の目標です。うちの塾に通われている保護者の方の多くも、そうした考えに共感されて入塾されていると思います。

(「お金なんてなくでも幸せだよ」という考えもあるのですが、話が複雑になるので、ここでは触れません。)

 

さて、そのような将来像から逆算すると、できれば高校段階で、都立なら自校作成校に、私立なら偏差値の高い有名私立高校に入っておきたいところです。学附や筑附やお茶の水などの国立(こくりつ)大学付属でも良いと思います。

とにかく、私立でも都立でも国立でも良いので、1つでも偏差値の高い高校に入ってほしい。なぜなら、そこには有名大学を目指す「空気」があるからです

もちろん、中堅レベルの高校からでも有名大学は目指せます。しかし、多くの子は周囲の空気に流され、勉強から遠ざかってしまいます。一方、私立名門校、国立(こくりつ)大学付属校、都立自校作成校や都立上位校には、難関大学を目指す空気が確実に存在します。みなさんをどうにかその環境に入れたい。私は常々そう思っています。

 

<苦しい戦い>

そうした意味で、今回の内申結果は厳しいものでした。この結果、中には「9教科30台前半」で自校作成校に臨まねばならない子も大勢います。その場合、偏差値70は欲しいところですが、内申が足りない子は概して実力もないため、話はそんなにうまくいきません。したがって、内申の足りない子は、非常に厳しい戦いが予想されます。

率直に申し上げれば、9教科内申オール4程度で、しかも偏差値が65に遠く達及ばない場合、自校作成校挑戦は無謀に近いと思います。それは挑戦とは言いません。玉砕する可能性が高い負け戦となります。太平洋戦争末期の日本と同じです。

みなさんのお父さんお母さんの中には、「落ちたら私立でも良いから、自分が受けたい高校に挑戦しなさい」と言われる方も多いとは思います。ただ本音は分かりません。本当に私立で良いのならば、そもそも小6段階で私立中学受験をさせていたはずです。

もしかしたら、「絶対に不合格になるのだったら、志望校を下げて欲しい」と思っている保護者の方もいるかもしれんません。ですから、そのあたり、よく家族で相談して決めてください。中3生なら親の事情も考えて、行動や決断をしてください。

※このあたりは、塾が介入することではないと考えていますし、そもそも私は志望校決定に関しては、ほとんどノータッチです。ただ単に、「各自の学力」「志望校の偏差値」「本人の体力とやる気」を総合して、客観的に合格可能性を伝えるのみです。

 

一つの判断基準としては、まずは模試をたくさん受けてください。12月と1月の模試結果を見て、40%以下だとかなり厳しいと思います。大学受験と異なり、都立高校受験では大逆転は起こりにくいのです。その理由はさまざまです。内申点が加味されることもありますし、大学受験生と違い中学生は最後まで学校の授業に拘束されることも原因の1つです(つまり時間がない)。また、精神的、体力的に未熟であることも理由の1つです。

ですから、偏差値65に届かない場合は、「勇気ある撤退」も必要かもしれません。あるいは、内申点が関係しない私立に挑戦するのも一つの手です。

とにかく、3年後、東大、一橋、東工大、首都大、早稲田、慶応、上智、GMARCH、旧帝大のいずれかに合格するために、なるべくベターな選択肢を取ることが必要でしょう。

 

<最後に>

内申点が足りていない子は、現状はかなり厳しいと思います。すでに私立高校受験に切り替えた子も今年は数名います。そうした中で、どうにか挑戦したい場合は、「覚悟」をしてください。覚悟の意味が分かりますか。まだまだみなさんは、その意味が分かっていないと思います。今度授業で話します。

覚悟を決めたら、受験するのもありでしょう。どうにか合格可能性が上がるよう一緒に作戦を練っていきましょう。

私も頭を悩ませます。いや、私「が」悩みます。みなさんは悩む時間のないくらい努力をしてください。私が考えた作戦だけを忠実に実行してください。






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最終更新日  2013年12月07日 05時36分45秒
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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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