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進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2015年02月26日
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国語力がないと、文字通り「国語」の偏差値が伸びませんし、「国語」で点数を落とします


「何を当たり前のことを」とお思いでしょうが、国語力の弱い子は、特に哲学的文章が出題された時に、その弱さを露呈します


読む力がなくても、最近ではインターネットで検索すれば画像が出てきます。「目で見て、感覚的に理解出来る世界」になったのです。

私は沢木耕太郎の「深夜特急」が好きで以前よく読んでいました。文章を読み、行ったことのない場所の光景を想像するのが好きでした。ところが、現在はネットがありますから、「想像」なんて面倒なことをしなくても、画像検索をすれば一発でその場所の写真が出てきます。それどころかグーグルのストリートビューで実際にその町を歩くことさえ可能になりました。

ドラマや映画などの映像メディアも同様です。「容疑者Xの献身」をわざわざ本で読まなくても、TSUTAYAやゲオで映画を借りてくれば2時間程度で内容を掴むことができます。学校の読書感想文に出た作品でも、映画化されている作品があれば、映画を見た感想を書けば事足りるかもしれません。そうした面で現在は大変便利な世の中にはなっています。


ところが、こうしたことを繰り返していくと、残念ながら読解力は衰えていきます


「別に読む力がなくてもいいではないか。ネットで検索すれば、あるいはTSUTAYAに行けば、画像も映像も動画も出てくるのだから。」という反論もあるかもしれません。


では、画像や動画に出来ないものはどうしますか。世の中には視覚化できないものもたくさんあります。その典型が哲学です。たとえば、「時間」とか「自由」とか「人生」とか「真理」とか・・・。そうしたことについて触れた文章が世の中にはたくさんあります。これらは視覚で表現することができません。だから、哲学者はこうした目に見えない世界を「文章」で表現するのです。抽象化された概念を「文字情報」で表すのです。

そして、入試現代文で出題されるのが、この哲学というジャンルです。だから、読む力のない子は、文字通り「国語」という科目で得点できないという状態に陥るのです。受験勉強という枠組みに慣れてくると、環境論や科学論までは理解出来るようにはなります。しかし、哲学や空間論になるともう終わりです。冒頭で書いた「国語力の弱い子は、哲学的文章で弱さを露呈する」というのはそういうことです。抽象的な概念を理解出来ませんから、高校数学や理科1分野なども苦手とします。


また、映画やドラマばかり見ていて、読書を全くしない人は、目に見えないものを想像する力に欠けていますので、小説問題を苦手とします。小説で得点できない子の多くは、読書量不足です。

「小説が苦手な子は、客観的に解いておらず、主観を入れて解くから間違える」というテクニカルな面ももちろんあります。しかし、いくらテクニック面や解法をトレーニングしても、もっと根本的な部分、すなわち「読む」という所作が出来ていない子は、小説問題で正解に至ることはできないのです。


更に言えば、皆さんがこれから進んでいく世界、高校や大学という世界は、こうした「文字でなければ表せない世界」を扱います。あるいは「まだ映像化されていない世界」を扱います。そしてそれについて研究し、自らが映像化していかなかければならないのです。既に出来上がった映像ではなく、自分でその映像を作り出すのです。これが「将来」というこれから進んでいく目に見えない世界です。

「将来像を描く」というのは、目に見えない世界の青写真を描くことです。「国語力のない子は計画性がない」理由もこれで分かったでしょう。国語の力が弱いと「将来」という抽象的な概念を想像することができないのです。


国語の力をつけないと、みなさんは先に進めません。だから今皆さんが取り組むべきは国語の勉強なのです。






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最終更新日  2015年02月26日 23時32分22秒
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「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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