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私は今から10年位前に、某大手サラ金の会社に新卒として入社しました。
くわしくは、こちらへ。 とは言っても、あまり詳しい事は、書けないんですけどね。 以前、サラ金業界に新卒で入ろうと決心した一番の理由は「就職氷河期で他に仕事がなさそうだったから」、2番目は「お給料」というお話をしましたね。 「サラ金」は世間で聞こえが悪い。「消費者金融」も同じ。 「信販」といえば、カード会社。こっちの方が聞こえは比べようもないくらい、良いです。とりあえず、私にとっては。 それなのに、私は「信販」ではなく「サラ金」に就職するのも、別にいいんじゃない?という考えにたどり着きました。 今日は、その事について、お話しようと思います。 私が大学3年生の時、1人暮らしをしていた女友達のうちに3ヶ月ほどお世話になっていたことがありました。 もともと彼女との出会いは、六本木のバー。 若い日本人にしては珍しくふくよかなタイプで、とても気さくな人柄。 最初は、大学時代の友達に連れて行ってもらったバーなのに、私はそのうち1人でもそのバーに遊びに行けるようになりました。 そこへ遊びに行けば、いつも彼女がいてくれたからです。 そんな彼女と一緒に暮らし始めた理由は: 1.彼女が住んでいたところは渋谷。一度はそういうところに住んでみたいと思ったから。 2.彼女が仕事を変えたばかりで、家賃を全額払うのがキツイから。 お世話になっていたとは言っても、家賃は折半でした。 アルバイト、学校、夜遊びと、とても楽しかった3ヶ月でした。 この楽しい彼女との生活が3ヶ月で終わった理由は、彼女の借金でした。 サラ金からの借り入れはなかったものの、彼女は某カード会社でキャッシングをしていたのです。 当時、私は全くカード借り入れやサラ金とは無縁でした。全く知識もありません。 最初は電話での取り立てでした。 「***さん、お願いします。」 なんて、丁寧に始まった電話が、 「***いるんだろ、わかってるんだ。出せ!」 と電話先で怒鳴るようになるまでに、そんなに時間は掛からなかったように思います。 取立ての人が、ドア先まで来たことも何回かありました。 最初に取り立ての人に会った時の事です。 私がチェーンをしたまま、ドアを開けると、ドアの隙間に足先を入れられました。 ドアを閉められない様にするためですね。 うそのような、本当の話。 ちょっと、恐かったです。 とうとう彼女は家賃を払えなくなってしまいました。 私のバイト代では家賃の半分は出せるものの、全額は無理です。 「今月だけ、出しておいて」という言葉は、「今月も」になるのは目に見えてます。 彼女のような長期未払いの不良債権者からの取立ては、その会社ではなく、他の会社が行っていると、聞いた事があります。 債権委託なのか? 債権譲渡なのか? その会社自体が取立てをしているのか、他会社が取立てをしているのか、どちらにしても、その取立ては、私が想像する「サラ金」そのものでした。 サラ金も信販カードも同じようなものなのかも、と思わされる出来事でした。 世の中、どこから借りても、返さないと、ひどい目にあうのは同じなのか、ということを学ぶ事ができたと思ってます。 こんな事を経験しなかったら、サラ金に就職なんて考えつかなかったと思います。 これをお読みになっている皆さん、ご存知だとは思いますが、借りたら返す。これ、大事ですよー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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