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私は今から10年位前に、某大手サラ金の会社に新卒として入社しました。
くわしくは、こちらへ。 とは言っても、あまり詳しい事は、書けないんですけどね。 入社するときに、「秘密は守る」と約束させられているので。 だから、差し障りのない事だけしか、ここには載せる事ができないのが、残念です。 2年間勤めた後、渡米準備の為に退社しました。 たった2年間とはいえ、ちょっと恐いなぁ、と思うことはいろいろありました。 今日は、そんな個人的に恐かった思い出について、お話したいと思います。 私が退社した後、東北の方のある支店が放火されて、死者も出た事もありました。 これは、結構大きなニュースになりましたね。 もちろん、こんなに恐い思いを、私はした事はないのですが、 新卒研修の時に同部屋だった同期入社の女の子が配属になった支店には、強盗が入りました。 営業時間中で、彼女も店頭には出ていなかったものの、お店の中に居たそうです。 「とても恐かったよ。」と後で聞きました。 「お前の電話のせいで、妻が俺の事を疑ってる。これが理由で離婚になったら、訴えてやるからな!」 なんて、脅しの電話も、ちょっと恐かったです。 疑ってるって、消費者金融から借り入れがあることがバレそうって意味? それとも、浮気相手からの電話だと思われたという意味? どちらにしても、疑っている奥さん、あなたはご主人を疑って正解です。 「でも、脅す前に、きちんと返済期限は守ってくださいね。」と心の中で思いました。 私が覚えている中で、一番恐かったのは、ある女性店長の一言。 「この人、多分、今頃、生きてないと思う。」 顧客カードを見ながら、店長がボソッとつぶやいた瞬間、鳥肌が立ってしまいました。 でも、店長、どうしてそう思うんですか? 「んー、このお客さんね、去年うちに初めて借りにきた時、どこからも借り入れがなかったでしょ。」 そして、店長の話は続く: 「今まで、この人、一回も支払いに遅れた事なかったんだよね。とっても、優良顧客。それが急に、先月から、返済が滞ってる。」 「嫌な予感がしたから、調べてみたんだよね。」 「そしたら、この人、うちで借りた後も、どんどん、他社からの借り入れも始めて、今では結構な借り入れ件数と額になちゃってるのが、わかってね。」 「とうとう、クビが回らなくなっちゃったんだと思う。」 「今、勤務先に電話したら、出社してないし。それで、家に連絡したら、奥さんもこの人を探しているんだって。つまり、行方不明になってるんだよね。」 「…顧客カードの字も、きれいだし…。」 「私が貸付したんだよね、この人。真面目そうな感じだった。覚えてるよ。」 「こういう真面目な人って、こうなっちゃうと、富士の樹海とかに向かっちゃうタイプ。」 …店長、恐いです!もう聞きたくありません! 皆さん、本当に、「ご利用は計画的に」ですよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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