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テーマ:国際結婚 ア・ラカルト(507)
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![]() 今日の東京は、一日中、雨でした。 もちろん、私達3人は家の中でゴロゴロしてました。 夫は娘に囲碁を教えているようです。 ちなみに、私は全くルールを知りません。(笑) さて、この間の経験バトンの中に、 「女を殴る」というのがありましたね。 これは、「補導」と「一万円以上落とす」にも つながりがあるのです。 (注:私は俗にヤンキーと呼ばれるタイプではありません。) 1994年の暮れ間近の事です。 夫(当時は結婚前)と私は、 米国に住む彼の家族と一緒に、 その年のクリスマスとお正月を過ごす事になっていました。 銀行から、その旅行の軍資金として現金を引き出し、 その帰りに、知り合いと飲みに行きました。 六本木交差点の近くにある電話ボックスから 夫に電話をしました。 その時に、旅行代が入ったカバンを そこに置いてきてしまったのです。 すぐに気がついて、 電話ボックスに戻ったのですが、 もう、そこにはありませんでした。 近くにいた知り合いに、事情を話すと 「女の子2人組がJuneのすぐ後に電話使ってたよ。」 目撃情報! ラッキーです。 さらに、彼女はその後すぐに 六本木駅方面から交差点を渡ってくる女の子二人組みを指差して 「あの子達だ!絶対、あの子達!!」 と、確信を持って、その子達2人に近づいていきました。 「ねぇ、さっきあそこの電話使ってたでしょ。」と 私の知り合いが訊いてくれました。 「はぁ?何ですか?」と、 とてもイヤ~な声音が返ってきました。 私もその雰囲気で「この人達が盗ったな。」と感じました。 (私は盗られた現場を見てもいないくせに。笑) お金、返してください! 「何の事かわからないんだけど。」と言って、去ろうとする二人。 思わず、そのうちの1人の髪を掴んで、 ぼこっ、ぼこっ、(ひょっとすると、もうちょっと) と、頭と顔を殴ってしまいました。(あぁ、ゴメンね。) 私は、泣いているその子を引きずって、 すぐ近くの麻布警察署へ。 警察の人にわけを話すと、 とりあえず、個室に連れて行かれました。 私がボコッとしてしまった彼女とは別室に通されました。 私がもう一度最初から説明をして、 職員の人がメモを取っていると、 他の職員の人が、私のカバンを持って入ってきました。 「あ、それです!」と叫ぶ私。 職員の方の説明によると、 彼女の持ち物の中に、 六本木駅のコインロッカーの鍵が入っていて、 そのコインロッカーの中に、私のカバンも入っていたそうです。 「で、これからの話なんだけど、君ね、殴りすぎだよ。」と、 職員の方が説明を始めました。 彼によると、このままでは、私のほうが傷害罪として 訴えられてしまうそうです。 だから、取引として 私も、彼女の窃盗罪を問わない代わりに、 彼女も、私の傷害罪を問わない、としましょう。 ここに、一筆お願いします。 と、紙を差し出されました。 で、もちろん私は一筆書きました。(笑) お金は戻ってきたし、 誰も罪は問われないし、 あの女の子には、ちょっと痛い目をあわせてしまったけれど、 とりあえず、一件落着。 考えてみると、これで私が窃盗罪を問わなくても、 彼女が傷害罪を問わないとは限らないのだから、 そんなに簡単に一筆書くのは、良くないことだよなぁ、 なんて、今になると思います。 ほら、警察と言えども、信用できないご時世ですよね。 さらに、今考えてみると、 私がプチッと切れて、ボコッとしてしまった彼女が、 人違いでなくて良かったです。 人間、平常心を保つのは、大切です。 自制心って、大切ですね。(笑) あの事件があってから11年経ちました。 あれから今のところ、このように切れた事はありません。 この時は運良く、これで終結がついたものの、 ひとつ間違えれば、大事態になっていたかもしれませんね。 良い勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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