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9月11日(日)
稀に見る脚本の不出来さで、さんざんの評判の「江~姫たちの戦国~」だが、ちょうど晩御飯時ということもあり、けっこう見てしまう。 今回は、いよいよ「関ヶ原の戦」のはずだが、野戦の場面はほんのちょっとで、たぶん過去の大河ドラマの使い回しと思われる。 NHKはやる気も予算がないのだろう。 で、今回の中心は大津城籠城戦。 一般にはあまりなじみはないが、天下分け目の「関ヶ原の戦」の前哨戦としては、「伏見城籠城戦」と並んで重要な戦い。 慶長5年(1600)9月2日、西軍(石田三成方)の北陸道平定軍に従っていた京極高次(近江大津城主 6万石)は、突如、戦線を離脱、3日には居城の大津城に戻って籠城し、東軍(徳川家康方)への加担を鮮明にした。 このため石田三成は、毛利元康(備後国神辺城主)を大将に、小早川秀包(筑後久留米城主13万石)や立花宗茂(筑後柳川城主13万2000石)ら1万5000の大軍を割いて、大津城を包囲。 7日には、西軍の総攻撃が始まる。 城方は、城主京極高次以下が奮戦し、よく持ちこたえが、ついに14日夜、降伏・開城となり、15日、高次は園城寺で剃髪し高野山に送られた。 しかし、大津城攻撃に14日夜までかかったことで、西軍の精鋭部隊1万5000は、15日朝に始まる関ヶ原での決戦に参加できなかった。 とりわけ、猛将として知られた立花宗茂の不参は、西軍にとって大きな誤算だったと思う。 逆に、徳川家康は、大津城に西軍の大軍を引きつけ、決戦参加を阻んだ高次の奮戦を高く評価し、高次を高野山から迎え、若狭一国(小浜 8万5000石)を与えた(翌年、近江国高島郡の内7100石を加増)。 歴史事実は上記のようだが、ドラマの見どころは、浅井三姉妹(茶々、初、江)の内で今までほとんど見せ場がなかった次女の初さんの大活躍。 夫の留守を守って石田方の開城勧告を撥ねつけ、籠城戦では夫をよく助けて、城主の妻として立派に責務を果たした。 さすがは、北近江の戦国大名浅井長政の娘、天下の覇者織田信長の姪。 それにしても、初役の水川あさみの鎧姿、りりしくて、良かったなぁ。 (↑ にゃんだ、これが言いたかっただけにゃ) なお、大津城籠城城とほぼ同じ時、城主の妻が鎧を身にまとって奮戦した例として、伊勢安濃津城の戦(8月24~25日)の富田信高の妻(宇喜多氏)がいる。 女鎧の実物としては、伊予大三島の大山祇神社の「鶴姫の鎧」(紺糸裾素懸威胴丸:国指定重要文化財)が有名。 鶴姫は(大永6年?~天文12年? 1526?~1543?)は、大山祇神社大宮司・大祝安用(おおほうり やすもち)の娘。 その所用と伝えられる女鎧は、胸部を大きく取り、ウェストを絞めた優美な作り、重量は同時代同種の鎧の半分ぐらい。 [テレビ批評]カテゴリの最新記事
いつも大河ドラマは見ないor面白くなくて見るのを途中で止めてしまう僕にしては、珍しく毎週見続けています。
「歴史的事実から見て、おかしい、よくない」という声は知ってますが、僕は日本史は詳しくないので、その辺は気になりません。 1つのドラマとして見ると、登場人物の心の動きがよく表されていて、好きです。 特に、だいぶ前ですが、宮沢りえ扮する「茶々」が親の仇である秀吉にアプローチされ続け、迷い、葛藤しながらも受け入れていく女心は丁寧に描かれていたと思います。 さすが、女性脚本家だと思いました。 その他の登場人物のキャラや心情も、よく書けている脚本だと思っているのは僕だけでしょうか・・・(2011年09月12日 11時50分35秒)
そんなに酷いんですか、うちはNHK映らないようにしてありますから解りませんが、かなり前からNHK大河ドラマのお粗末は承知、いくらなんでも一つの話を無理くり一年に間延びさせるのだから、”仁”に魅せられていたものとしては大河ドラマはゴミですか。相撲は千代の富士で終わりだしNHKの必要性がないんですが、電波垂れ流しのアナログではないので、デジタル地デジ化に伴い料金取るなら契約者だけに写るようにしてきっちりデジタル対応放送にしてくださいNHK様。NHKなくてもなんの不便もありません。なお”今夜はヒストリー”の方がよっぽど迫力ありますよ。(2011年09月12日 15時13分43秒)
ばたふらいさん、いらっしゃいま~せ。
>「江」って、そんなに評判が悪いのですか? みたいですね。NHK大河ドラマを「歴史ドラマ」だと思い込んでいるファンは、批判と言うより罵倒というレベルです。脚本家のスキャンダルもあって、近年にない混乱状態です。 > >女心は丁寧に描かれていたと思います。 >さすが、女性脚本家だと思いました。 たしかに徹底した女性視点です。ただし、現代の単純平和主義・恋愛至上主義的な・・・。 そこらへんが旧来の大河ファンの怒りを買っているのだと思います。 だとすると、これはジェンダー問題ですね。 (2011年09月13日 11時28分27秒)
ジン仁さんさん、いらっしゃいま~せ。
>仁”に魅せられていたものとしては大河ドラマはゴミですか。 はい、「江」を見た後「仁」を見ると、時代ドラマとしての歴然たるレベル差に愕然としました。 「仁」でさらに評価を上げた綾瀬はるかに比べ、脚本に恵まれない上野樹里や水川あさみがほんとうにかわいそうです。 NHKも日中合作の歴史ドラマ「蒼穹の昴」のようなすばらしい歴史ドラマを作る力量はまだあると思うのですが、今年の大河はとにもかくにも脚本家の資質の問題でしょう。 (2011年09月13日 11時34分38秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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