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麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

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2014年03月18日
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カテゴリ:日々徒然
 土地を探すとき、駅から○分とか、学校や病院からの距離を選び方の基準
としている方々が多いと思います。
もちろん、住み替えが容易な賃貸住宅であれば、生活の利便性を優先する
ことは当たり前の考え方です。

しかし、これから自分が暮らしたい家を建てるにあたって、果たして利便性
だけで住む場所を選んでも良いのでしょうか。
そこで、考え方をちょっと変えて、「この地域に住むことが自分の生き方の
表れ」という、"住む場所を選ぶ発想"を持ってみてはいかがでしょう?

どんな家に、どのように住むか、というのが、家づくりの基本的考え方ですが、
その地域に住む。つまり「地域に共存する」という最も大切なこともしっかり
考えながら土地探しをすることで、ずっと満足できる家づくりができるのです。


この考え方を、平安時代からしっかり維持・発展させてきたのが、京都から
全国に広まった"京町家"です。

京町家とは、平安京の時代からものづくりや商いを営んでいた人々が、
都市住民として京都に定着。自らの暮らしの拠点を大路、小路に面した空間
に求め、そこに小屋を造ったのが京町家の始まりと言われています。
 
都市住民が都市の中で高密度に住み、往来の人との交流やふれあいを前提
として商い、生産する建物であるという性格上、その外壁は通りに面し、隣の
建物と近接。軒を連ねているという特徴をもっています。
 
 
京町家の価値は、くらしの文化と言われています。
平安時代から人が気持ちよく生活していくための暮らしの知恵が積み重ねられ、
四季折々の季節の変化に合わせた暮らしの文化。

地域の自然との豊かなかかわりは、その暮らしを支えていく家事の役割分担、
親から子への祭事伝承を通じて、家族のかかわりと子供の教育にも大きな役割
を果たしてきました。
 
 
ある地域に住みたい、と考えることが、その地域が好きだから。
その地域が自分の暮らしにあっていることだから、と考えることができるならば、
地域の良さを壊して"個性的な住まい"を考える方々は、決して多くないでしょう。
 
 
土地探しとは、"住む場所"選び。
現時点の利便性だけではなく、いずれ子が独立して夫婦2人きりの生活になる。
伴侶との永遠の別れをもってはじまる、高齢期のひとり暮らし。
土地選びをするときは、長い人生に思いをはせながら検討することも大切です。
 





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最終更新日  2014年03月25日 19時23分42秒


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