テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:日々徒然
ネクスト・アイズ早坂です。 読者のみなさま、前回の弊社代表 小野によります『20年後の日本、高齢世帯が 4割超に!』という記事をご記憶の方々も多いことかと存じます。 高齢世帯が増加する、ということは、社会保障の視点からの懸案はもちろんですが、 日々の暮らし、そして相続に至るまで、いろいろな問題を秘めています。 ここでは、『家づくり』という視点から、実家を建替えして親世帯と子世帯が住む、 または、親世帯がサービス付き高齢者賃貸に引っ越して、子世帯が親世帯の家に 住む場合を考えてみましょう。 現在は、たいていの親世帯は昭和ヒトケタ世代。 戦中戦後のモノがない時代に育ち、戦後の高度成長期に働き盛りを過ごした 親の価値観は、新しいモノを手に入れることで生活のステップアップを果たした世代。 一方、子世帯は有り余るモノに囲まれ、いかに必要なモノを絞り込むかに苦慮してきた 世代です。 親の病気や死、施設への引っ越しなど、親の人生の節目に子として親のモノを片づける 体験することは、これから一気に増えてきますが、今後、なんの対策もしないままだと 親のモノの片づけに向き合う子ども自身が悲しい思いをしたり、不要品処理に伴う負担 を子世帯が背負うことになります。 そのとき想定される問題について、 【一般社団法人 家事塾】 主宰 辰巳 渚 氏の近刊 『片づけられない親のための 幸せの生前整理』 から抜粋してご案内しましょう。 片づけられない親のための 幸せの生前整理 発行日 2014年2月1日 http://www.ienohikari.net/book/9784259564308 子どもの側からみた【困ったこと】 ・気持ちに後味の悪さをのこす ・親子関係がぎくしゃくしてしまう ・お金の負担がかかる ・時間の負担がかかる 親の側からみた【困ったこと】
・気持ちに割り切れなさをのこす ・子どもの負担が負い目となる 親が亡くなってから慌てることがないよう、親が存命でいらっしゃるときに、 親の身の廻りの整理を進めておくことは、ほんとうに大切なことです。 つまり、親が自分の最期を意識し『身の始末』のような覚悟をもって取り組むよう なことにしてしまうのではなく、子が主体となって、親といっしょにモノの片づけ に取り組むことは、これからの親と子の関係を見つめなおし、生き方を整える作業 をすることなのです。 これらの『生前整理』を通じて、親との二世帯で住まうことや、実家を建替えるとき、 子どもは暖かい気持ちで親の幸せな記憶を生きることができるのではないでしょうか? ゴールデンウィーク帰省は、整理を通じて親子の関係を見つめ直す良い機会。 親の財産である『家』について、このような視点で捉えてみることも大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月19日 19時42分16秒
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