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junquitoの面白英語学習歴:洋画編(3)

junquitoの面白英語学習記



ネットも、TVの副音声もない時代、英会話教室もない田舎町で、

高校生のjunquitoはどうやって英語を学んだか...



「海外留学で語学+αをマスター」管理人が、

ほとんど1人で当時を懐かしむだけのために作ったページです。



英語に興味を持ち始めた人、英語嫌いだけど習得を強制されている人

こんな勉強法はいかがでしょう??



洋画(3)--リスニング、会話、語彙、異文化




前のページ




高校に入って、念願の



「映画館のある町」



に、通学できるようになりました。



今まで、映画に行くぞ、というと、

部活のない休みの日を待って、

映画代+お昼代+交通費(←これが一番高くついた)

をかき集め、

それこそ一日がかりのイベントだったのが、



土曜日の学校帰りに映画館による、

なんてことがOKになったのです。



休みに行くにしても、定期券だから

交通費かからないし。



というわけで、この時代、かなりマイナー(つまらない)

映画までわざわざ劇場で見てました。



同時に、レンタルで週2、3本。

母と一緒に見ると料金は割り勘なのでこちらもお得でした。

(お母さん、ありがと)



このころは、留学も考え始めていたし、

英語も好きになっていたので、

字幕を読みつつ会話の英語も聞こう、と努力し始めました。



ただ見ているだけでは、ダメですね。やっぱり。

場面と台詞がちゃんとかみ合うくらい繰り返して見ると、

特定のシーンで特定の台詞を聞こうと構えるので、

実は見て分かってるのに、聞き取れた気になるのです。



そこで、映画の音声だけをウォークマンで聞く、という

練習を始めました。



すでにストーリーが分かっている映画の音声を録音し、

その音声を頼りにシーンを思い出すのです。




当時は、今のようなハイテク機器はなかったので、



TVの副音声の電波がキャッチできるラジカセを買って、

テレビで映画の放映があるとそのチャンネルの副音声に

ラジオをあわせて録音




そのうち、TVの音声出力とラジカセの録音入力を繋ぐ

端子(なんて名前かは不明)を購入して、

レンタルビデオの音声を直接録音することが出来るように




...といった方法で、かなり音質のひどいテープを登校時

聞いていました(往復で映画一本分聞けるほど遠距離だった

のが幸いした)



最初に録ったのは



インディージョーンズ:魔宮の伝説

(下は3部作セット)



アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ コンプリートDVD



ハリソン・フォードの「うぉーたあああああ」と、

キー・ホイ・クアンとケート・キャプショーが

きゃあきゃあ叫ぶのしか分からなかったです。



他には、Back to the Futureとか

(ルーカス・スピルバーグものに凝っていた)

音楽や声のトーンでストーリーに何とかついていってました。



そして、そのころ見たビデオで大好きだった作品に



The Outsiders



アウトサイダー



があるのですが。



出演者がみんな後にビッグヒットを生んだことと、

だっさい端役のトム・クルーズが見られる映画、ということで

有名な作品ですね。



これは、映画にあまりに感動し、原作(洋書)も買って、

高校留学の前に読破しました。

(原作は、別のブログで紹介していますのでこちらも参考に



もちろん、音声テープも作って聞きました。



7人の男の子たちの声が全部聞き分けられるほどに



フランシス・コッポラの作品で、無言のシーンも多いのですが、

会話だけでストーリーについていけた初めての映画です。



これは、ホントに、何度聞いたか分かりませんね。



出演者と同年代の俳優が当時「ブラットパック」と呼ばれ、

いわゆる「ブラットパック・ムービー」というのは、

片っ端から見てました。



今、24で改めて人気上昇のキーファー・サザーランドなんて、

ちょーかっちょええ悪役ばっかりやってたんですよね。

テレビで見ると、ちょっと悲しい気持ちになります(笑)



というわけで留学直前(高校2年)の時期は、

青春モノが多かったですかね。

しゃれた会話なんか、ほとんどついていけないのですが、

字幕と見比べていると、単語が分かったり、

フレーズが聞き取れたりしてうれしくなったものです。



特に、



「自分はこの土地に行くんだ。こういう人たちと会話をするんだ」



などと、自分に言い聞かせ、留学準備中なら学園ものの映画などを

見ながら、登場人物に自分を重ねて、映画のような会話をする

自分、というのを想像しながら聞く
と、英会話の意識が高まります。



映画を見た後で、気に入ったキャラクターになりきって、

勝手に台詞を作ってしゃべってみる
のも、いい練習になります。



(人のいるところでは気をつけましょう。笑)



こういうあやしい自己流の練習を重ねながら、

留学前に、「洋画ががわかるくらいの英語力がついた」と思い込み、

まあ、これが自信にもつながったのですが。



留学してから、初めて「字幕のない洋画」をみたショックは、

この次のページで。






◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




おまけ



高校のとき愛読してたのが、洋画専門雑誌の


「ロードショウ」


字幕翻訳家、戸田奈津子さんの名前を知ったのは

この雑誌を通してだったと思います。

お気に入りスターの切り抜き集めが主な目的でしたが、

俳優の名前、バックグラウンド、出演映画や

有名な台詞などといった、トリビア的な情報が、

以外にも留学中の話題つくりに役立ちました。



10年前で、恥も時効になってるので白状しますが、

この雑誌に紹介されていた宛先に、

ある俳優にファンレターを出したこともあるのです。



(英文レターの書き方を覚えたきっかけ)



えー、相手は現在、日本でもはやった海外ドラマの

主演女優を奥さんにもつ人。



読んでくれたのかなあ…



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