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テーマ:特撮について喋ろう♪(4352)
カテゴリ:東映ヒーロー
ナショナルキッド、直訳すれば松下小僧・・・ と、言えば分かると思いますが 「ナショナル」こと松下電器産業(現:パナソニック)が 単独スポンサーを務め、1960年にテレビ朝日で放送されたのが 東映特撮ヒーロー「ナショナルキッド」である。 ナショナルキッドは特撮テレビ史上初のSF性を 強調した作品であり、敵も宇宙人、海底人、地底人の 陸・海・空を相手に戦いを挑み、 更には怪獣や円盤など攻防戦を繰り広げてきました。 本作のタイトル書体は当時の松下の書体と同じであり またナショナルのイメージキャラとして長年 松下電器を支えてきました。 物語はアンドロメダから地球防衛の任を受けてやってきた ナショナルキッドが地球では宇宙研究所に務めている 旗竜作(小嶋一郎/巽秀太郎)がマジックラジオの通信で 地球ピンチの情報を知るとナショナルキッドに変身し 武器であるエロルヤ光線銃で敵と戦うのだ。 このエロルヤ光線銃とはナショナルの懐中電灯と同じ形で ナショナル電化製品を意識し、視聴者である子供たちに 松下製品に興味を持たせるよう徹底しており 電気店でナショナルの電球を買うとナショナルキッドの メダルがおまけに付くというメーカーならではの サービスも行っておりました。 本作はシリーズ4部構成となっており 第1シーズンは宇宙開発を進める地球人に危惧を抱いた インカ金星人の地球襲来とナショナルキッドとの 攻防を描いた「インカ族の来襲」 第2シーズンは深海の底から地上人類に宣戦布告した 海底人シーラカンスが魚型大戦艦ギルドールを使い ナショナルキッドと戦いを描いた「海底魔王ネルコン」 第3シーズンは地底魔城の総裁ヘルシュタインが 日本の人工太陽エネルギーを求めて地上を侵略する計画を ナショナルキッドが阻止する「地底魔城」 第4シーズンは地球に味方するマゼラン遊星人や 地球征服のために巨大透明怪獣ギャプラと共に飛来した ザロック遊星人の野望を描いた「謎の宇宙少年」がある。 この「ナショナルキッド」では主役を演じる役者が交代するという 前代未聞な方法が取られており、これは「七色仮面」でも 主役が交代し、その結果、成功を収めた功績を再現したものである。 そして本作のヒロインである小畑尚子を演じたのが 大女優:太地喜和子であり、彼女は東映オーディションに合格し 志村妙子という芸名で映画に出演しており、その後 日活の「花を喰う蟲」に主演し物怖じせずヌードやベッドシーンを 大胆にこなし一躍注目されました。 同じくヒロインとして山田博士の娘役に本間千代子が出演、 当時雑誌の人気投票で吉永小百合などを抜いて1位になり ブロマイド売上げでも高位をキープしていました。 にほんブログ村 マンガショップ ナショナルキッド(完全版) 上巻 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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