フレッシュパワー七曲署に登場！

スニーカー刑事（山下真司）が辞職し故郷・沖縄に帰る前日
ゴリさん（竜雷太）に自分の後任刑事へと残して行ったのが
１足のスニーカーであった。

後日、22歳の竹本淳二（渡辺徹）が七曲署に転任する事が決まった。
彼の父は長さん（下川辰平）の同僚の警察官で数年前に殉職、
竹本を我が子の様に面倒を見ていた。

そんな竹本は有給休暇中に七曲署管内で事件に出くわした。
目の前に犯人を見た竹本は非番中であるものの
ほっとく事は出来ず単独潜入捜査で犯人を追ってしまった。

そこに出くわしたのがドック刑事（神田正輝）とロッキー刑事
（木之元亮）であり、彼らに犯人と間違われた竹本は
逮捕されてしまう。

七曲署で山さん（露口茂）に捜査許可を得た竹本は
ゴリさんにスニーカー刑事から委ねられたスニーカーを
渡され無事犯人を逮捕した。

竹本は高校時代ラグビー部に所属していたことから
「ラガー」と呼ばれる様になった。

ラガー刑事は猪突猛進型で明るい性格だが正義感は人一倍強い。
走る刑事なのに何故か体重が増えてしまい
他の刑事たちにからかわれていた。

この時期はスコッチ刑事（沖雅也）が病気のため入院し
ボスも休養中と二人の刑事が不在という事もあり
更にテレビ朝日の「ワールドプロレスリング」に
初代タイガーマスクが登場して大ブームを巻き起こした為
視聴率は低迷してしまう。



「帰って来たボス・クリスマスプレゼント」

ある生命保険会社を恐喝する犯人グループの捜査が
後手後手に回ってしまい、本庁の刑事も全ての責任を
七曲署一係に押し付けてきた。

そんな時、ボス（石原裕次郎）が一係に帰ってきた。

ボスの指揮のもと一係の刑事たちに蘇えった生気と
初対面になるラガーは信念を持ち犯人グループを
見事追い詰め逮捕に成功した。

ボスの復帰祝いに駆け付けたのがスニーカー元刑事で
ここでラガーと対面する事になった。




～スコッチ殉職～

「スコッチよ静かに眠れ」
ラガー刑事の登場を最後に再び療養生活に入って
欠場していたスコッチ刑事

多発する拳銃発砲事件、病気療養中のスコッチ刑事が
何者かに狙われた。
絶対安静を警察病院で宣告されていたが病を押して
病院から抜け出し犯人を追った。

スコッチはボスに電話で
「私は最後までボスの部下でいたいんです」と語り
ボスの許可を得て捜査に挑んだ。

しかし犯人を逮捕したスコッチの体は限界に来ていた
大量の血を吐いて倒れてしまう。

病室でゴリさん、山さんの見守る中
「死にたくない・・・」と呟きながら
静かに息を引き取った。

病死というのは沖雅也本人のアイディアであり
「太陽にほえろ」最終回にて病中の石原裕次郎が
アドリブで語ったのがスコッチの病死であり
自分に投影させるほどリアルなものだったと言えるのです。



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