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テーマ:アニメあれこれ(26112)
カテゴリ:アニメスポーツ
梶原一騎:原作の1981年公開の「あしたのジョー2」は 前半パートが放映中だったテレビシリーズ 「あしたのジョー2」の再編集で終盤は テレビシリーズに先行して制作・公開された映画である。 物語はバンタム級のプロボクサー・矢吹丈(あおい輝彦)が フェザー級から13kgという過酷な減量で戦いに挑んだ 力石徹(細川俊之)を壮絶な戦いの末に アッパーによるトリプルクロスで敗北するも 力石は試合終了直後リング禍により息を引き取った。 力石徹の死は丈にグラブを握れないほどのショックを与え 一時期テンプルを打てない状態になっていた。 戦意は失われ敗北続きの丈に白木葉子(壇ふみ)は 力石に代わる新たなライバルとしてベネズエラ出身の 無冠の帝王:カーロス・リベラ(ジョー山中)を日本に来日させ 丈を下した南郷、原島を下し、彼に興味を持った丈と 白木ジムでスパーリングを行う。 当初は軽い気持ちだったカーロスは 丈の「クロスカウンター」を受けて遂に本気になる。 そして対決の日、カーロスは腕でロープの反動を封じる戦法で 「クロスカウンター」を封じ丈をダウンさせるも 今度は丈に攻撃をかわされアッパーでダウン。 試合は引き分けに終わった。 しかしこの対戦後、カーロスはWBCバンタム級チャンピオン ホセ・メンドーサ(岡田眞澄)に挑戦し コークスクリューパンチを受けた事により 重度のパンチドランカーになってしまった。 丈は祝賀パーティでホセと出会い、その脅威に圧倒され いつしかホセを意識するようになる。 丈は金龍飛を破り東洋太平洋バンタム級チャンピオンになり マレーシア出身の野生児ボクサー:ハリマオと ジョーの闘いは続いた。 そして遂にWBC王者ホセ・メンドーサへ挑戦。 今まで味わった事のない苦しい減量。 十五ラウンドの凄絶な闘い。 熱狂する会場にレフリーの声が木魂する中、 真っ白になって燃えつきたジョーの姿があった。 この「あしたのジョー」の作画を担当した ちばてつやは丈が紀子との会話にて 紀子「矢吹君は寂しくないの? 同じ年頃の若者が町に海に山に 青春を謳歌していると言うのに」 丈 「俺は負い目や義理だけでボクシングやってる訳じゃねぇんだ。 ボクシングってやつが好きだからやってきたんだ 紀ちゃんの言う“青春を謳歌する”って事とは ちょっと違うかもしれないが 俺は俺なりに今まで燃えるような充実感を何度も味わってきたよ 血だらけのリングの上でさ ほんの瞬間にせよ、眩しいほど真っ赤に燃え上がるんだ 燃えカスなんか残りやしない。真っ白な灰だけだ」 そしてラストシーン 善戦むなしく判定負けを喫し敗れ去ったジョーは 灰のように真っ白に燃え尽きた。 それが“死”なのか“生存”なのか 観ている側に委ねている・・・ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【25%OFF】[Blu-ray] 劇場版 あしたのジョー2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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