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2021.11.29
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カテゴリ:シナリオ

茨城県はタコの加工量が日本一!特に、ひたちなか市内にある那珂湊水産加工団地には、多くのタコ加工会社が立ち並び、ここから全国各地、世界各国に「蒸したこ」や「酢たこ」といったタコの製品が届けられています。加工原料のタコの入手はその生産量の多さから国内外からやってきます。今回ご紹介するのは入手先の一つである、茨城県の鹿島灘で漁獲されるマダコです。ブランド名は「鹿島たこ」。お正月には大変もてはやされて珍重されています。何といっても、加工団地と漁獲地が一体のエリアにありますから、鮮度バツグンの原料であることです。タコ加工品としては「蒸したこ」がお薦めです。たいへん肉厚で歯ごたえがあり、貝やエビを食べて育っているため、甘味が豊かなのです。ですから、コクのある味が噛めば噛むほど染み出てきます。タコを好む日本人の食を支えているのは、タコの加工団地を有するひたちなか市なのです。

 

<蒸したこの秘密>
ひたちなか市の観光協会推奨土産品にもなっているのが「蒸したこ」。タコといえば、一般的には茹でて食べることが多いですが、直接水に浸ける「茹でる」という工程は、実は、茹で汁の中にタコのうま味を逃がしてしまう面もあります。それに対して、ひたちなか市のタコ加工会社では、茹で汁に浸けず、タコのうま味をなるべく逃さないよう、「蒸し」の工程を主とすることで美味しいタコを製造しているのです。ひたちなか市で作られるタコ製品の秘密は、この「蒸す」ことへのこだわりにあるのです。

 

<タコ漁について>

11月下旬から2月という冬季の非常に限られた期間しか獲れない鹿島たこ。漁場までは約20分。沖合810キロメートル、水深約20m30mが鹿島たこの漁場で、伝統の「タコツボ漁」で行います。145kgのタコツボを、漁場1箇所につき60個~70個仕掛けて、一晩から数晩、タコが入るのを待ちます。タコツボの仕掛けの目印は、水面に立つ竹とそこに付けた旗。タコツボの回収は風が穏やかであれば、110箇所以上で行われます。タコツボ回収は、目印の竹をたぐり寄せてから、機械と手でタコツボを引き上げていきます。回収は、リレー形式。まず一人目がツボを引き上げ二人目にパス。二人目がタコが入っているかを確認し、三人目にパス。三人目は、この作業後に再びタコツボをスムーズに海に入れることができるよう、ツボと縄の位置を調整しながら、ツボを船上に並べて置いていきます。後はタコが自分で出てきたところを捕まえたり、ツボに濃い塩水をかけて追い出して、船上の生簀に保管していきます。これはタコに傷をつけないための工夫です。

 

<タコの豆知識>

1.食用のタコといえば、マダコ、ミズダコ、イイダコですね。

①マダコ:日本で食べられているタコのうち8割を占めています。体長は60
ほどで、沿岸の岩場や砂場などが住み家。調理法は刺身、寿司や煮物といった
ものに加え、シーフードスパゲティなどの具にもなります。

②ミズダコ:体長3mにもなる最大のタコ。生息域は水深が100200mの比較的深い場所。近年ミズダコの漁獲量が減少していっており、輸入物が増えている。身が柔らかいため、刺身、しゃぶしゃぶなどに適しています。

③イイダコ:タコの中では小ぶりで体長は約30cm程度。水深10mほどの砂場に潜み甲殻類を主食としています。茹でてから刺身や酢の物にすると美味です。

2.マダコの国内漁獲量は国内消費量の1/4ほどしかなく、3/4はモーリタニア、モ
  ロッコなどのアフリカ北西部からの輸入です。国内でのタコ類の漁獲量日本一
  (2019年)
は北海道で、全国シェアは断トツの66.4%、2位の兵庫県3.6%、3
  位青森県の3.5%で国内漁獲量の約74%を占めています。

3.タコは、8本の足のうち、何本の足を使って歩くのか?

タコは、8本の足のうち、海底を歩くときに使うのは、主に後ろの二本だけな
  のです。残りの6本はというと餌をとったり、興味のあるものに触ってみた
  りと、ヒト
の手のように使います。

4.鹿島灘で漁獲されるタコといえば,「マダコ」と「ミズダコ」です。

ミズダコとは、茨城ではヤナギダコとミズダコを総称した呼び名で、底びき網
  漁で獲られており、日立市ではさくらダコと称して市のさかなに選定していま
  す。

 

<タコの栄養価と効能>

タコの特徴はタウリンをたっぷり含んでいて、血圧やコレステロール値を下げるので、高血圧や血管障害を防ぐほか、肝機能を高めてコレステロールが原因となる胆石病を改善します。またナイアシンは食欲減退、冷え性を改善し、ビタミンEは心臓病や脳梗塞、ガンを予防します。加えて、ビタミンB2、そして亜鉛、などのミネラル成分が豊富です。

 

<ひたちなか市のタコ文化>

ひたちなか市はタコ加工生産で日本一ですから、タコへの思い入れは強く、街の中にはタコにまつわる施設やモニュメントが目に付きます。

1.88日は「タコの日」:ひたちなか市では、88日を「タコの日」と定めてい
   ます。さらに、1010日は「とと(魚)の日」で、毎月10日は「魚を食べる
   日」と定めています。この日に訪れた際は、特にタコや魚を食べたいところ
   です。

2.タコ日本一宣言(書籍):地元商工会議所がタコの本を出しています。その名
   も、「タコ日本一宣言 : 魚のおいしいまちづくりへの挑戦」。タコに関する
   様々な情報が詰ま
っている必見の一冊。市民の手で、タコの歌「愛しのキュ
   ーバンボーイ」のCD制作しました。

3.立ち寄りたいタコスポット

①あ印:タコ加工会社の中でもその先駆的な会社が「あ印」です。エントラン
      スには、様々なタコの漁具が飾ってあり、たこ博士の像が出迎えてく
      れます。2
階には直売所があり、工場で製造している商品を購入する
      ことができます。

②那珂湊おさかな市場:年間100万人以上が訪れるひたちなか市のお魚スポッ
      ト「那珂湊おさかな市場」。魚屋特有の威勢の良い声が響き渡り、多
      くの買い物客で
賑わいます。市場には、おいしい生タコや蒸しタコ、
      酢タコなどが売られています。那珂湊に来たのならタコなどの魚介類
      は、お土産におススメです。

③那珂湊漁協加工直売所・魚食楽(さくら):那珂湊おさかな市場の対岸にあ
      ります。ここでは漁師めしをお手頃価格で味わえます。そこで売られ
      ている「たこ
飯」はその中の名物の1つ。さらに、ここで売られてい
      る「那珂湊焼きそば」にはタコが入っており、茹でた地ダコが売られ
      ています。

④たこ焼きフェス:毎年8月、世界の料理とコラボしたたこ焼きなど、様々な
      アレンジたこ焼きを食べることができます。(今年は延期)

 

お薦めの一品に、「みなとの多幸めし」があります。那珂湊漁港などで水揚げの鹿島タコを使用した縁起のいい「たこ多幸」のネーミングのお弁当。時間をかけじっくり煮込んだやわらか~いタコ足と、その煮汁で炊き込んだ県産米の蛸加薬ご飯や、那珂川鮭、地元野菜などとの絶妙なハーモニーがいいです。

是非、このお弁当をご賞味あれ!

 

<蛇足ですけど・・・>

タコと言えば、兵庫県の明石ダコが有名ですが、真冬の荒波にその身を揉まれて育った鹿島ダコ の方が、肉厚でしっかりとした歯ごたえがある、と言われているのですよ。






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最終更新日  2021.11.29 12:43:21
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