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カテゴリ:映画
12月6日(火)新宿プラザにて。
二大スター共演による娯楽アクション。結婚して5~6年になる建築家のジョンとプログラマーのジェーンは、お互いに相手のことをよく知らないまま、セレブな夫婦生活を送っています。 二人の本職は、実は敵対する組織の殺し屋でした。同じ標的を狙う羽目になって、正体がバレてしまいます。仕事は失敗、秘密を守るために、二人は組織から相手を殺せ、と指令されました。 ここから夫と妻、二人と組織の死闘が始まります。きたえられた肉体と最新の武器を駆使した壮絶な闘い。制作費はたっぷりありますから、アクションはド派手の一語に尽きます。 ただ、「シンシティ」に較べると、同じ派手なアクションでも、スタイリッシュな美という点では劣りました。正攻法でありながら、意外に単調です。 ストーリーなんかどうでもいい、といった感じの展開。それに文句を付けるのは、野暮というものでしょう。 敵対する殺し屋の夫婦。こういうトリッキーな設定は、赤川次郎の小説にもあります。小説の場合は、文章によってリアリティを持たせることが可能ですが、映像はそういうテクニックには向いていません。 リアリティは捨て、あとはアクションの連続で観客を興奮させる、それが娯楽映画の王道でしょう。小うるさいことを言わなければ、それなりに楽しめる出来になっています。 デビュー当時は、単なる口裂け女にすぎなかったアンジェリーナ・ジョリー。次第に美しく、魅力的になりました。本作では、いままでで最高の女っぷりを発揮しています。 ブラッド・ピットは、アンジェリーナの引き立て役にしかすぎません。いやピットもそれなりに頑張っていますが、彼女のほうが演技も魅力も一枚上、という印象を受けました。 公開4日目の火曜日、客の入りは半分以下。年寄りの(自分を含めて)観客が目立ちました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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