F-07C OSクリーンインストール
○F-07CにWindows 7をクリーンインストール
※はじめに
相変わらず毎度毎度の事ですが、当サイトで扱う殆どの(ry
つまり、メーカーの動作保証から外れるので、自己責任でお願い致します。
インストールには時間が掛かります。ゆっくりと時間が取れる際に行ってください。
クリーンインストール後に全てのドライバーを入れたとしても、標準で入っているOSの状態と異なり、機器制御の設定の最適化がされないので、バッテリー持ちは悪くなります。
個人的な推奨ですが、リカバリ領域は“消さず”に“そのまま”にした方が良いと思います。ソフト面でトラブルが起きた際には100%初期状態に復旧出来ますから。仮にリカバリ領域を削除してしまった場合に普通に販売されているOSのセットアップディスクからのOSインストールは行えません。ご注意を。
(本手法は初期セットアップが完了した状態のF-07Cから行っています。出来れば、リカバリ掛けてから→クリーンインストールの方が良いと思われます。)
※必ず必要なもの
・クレードルセット F01
これが無いと、F-07Cは外部機器が繋げません。必須アイテムです。
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(縮小画像は“クリック”で大きい画像が見れます。)
F-07Cを初めてWin 7モードで使用すると初期セットアップが終わった後に「必ず実行してください」というのが自動起動されます。それが終わると「再起動して下さい」と言われ再起動した状態から話を進めます。
再起動すると、上の画面で立ち上がるようになります。右下の「デスクトップ」をクリックして、閉じて下さい。
・初期セットアップ後のデスクトップ
・初期状態のHDDの容量
特に何もしていなければ、上と同じ空き容量になっているはずです。
・ドライバーの抽出(リカバリ領域のバックアップ)
それでは、クリーンインストールを始める前にリカバリ領域をバックアップします。これは、リカバリ領域内にF-07CのWin7用ドライバーが含まれていることと、何かあってリカバリ領域を飛ばしてしまった際にUSBメモリ等にコピーしたリカバリ領域の中身のWinPEを利用してリカバリをかける事が出来るからです。(それでもUSBメモリにコピーしたWinPEをブート出来るようにMBRを書き換えなければならないが)
ここでドライバーを抽出しなくてもリカバリ領域さえ残っていれば、後々クリーンインストールしたWin7にドライバーを入れることは可能ですが、一応ドライバーだけは外部記憶にバックアップしておいて下さい。
まず、リカバリ領域を見えるようにするためにユーザーアカウント制御を切ります。
「スタート」メニューから下画像の赤枠で囲われている画像をクリックして「ユーザーアカウントの変更」を起動します。
「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリック
スライダを一番下の「通知しない」に下げ、OKをクリックします。その後、再起動をかけて設定を反映させます。
再起動後に「スタート」→すべてのプログラム→ソフトウェアディスク検索→ソフトウェアディスク検索(ハードディスク)をクリックします。
「OK」をクリックして続行
すると、「ソフトウェアディスク検索」が起動します。
「ソフトウェアディスク検索」を起動すると、リカバリ領域がマウントされています。UACを変更したことで、マウントされたリカバリ領域を覗けるようになっています。「コンピューター」を開いて下さい。
ローカルディスク(Z:)が増えていますが、それがリカバリ領域です。中身を見てみると...
リカバリに使うWindows PEとイメージファイル等が入っています。これを丸ごとバックアップして下さい。もし手持ちの外部記憶の容量的に出来ない場合、リカバリ領域が消えてしまった時の最低限の保険として、ドライバーのみを抽出します。ドライバーは下の画像のディレクトリに入っています。
ここで、このフォルダーに含まれていないドライバーをバックアップしておくことを推奨します。F-07CのSSD(eMMC)のドライバーです。ドライバーは「C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\fj7cemmc.inf_x86_neutral_58f8d0b5000170cc」に入っています。
・OSのクリーンインストール
クレードルにF-07Cをセットして、外付けUSB光学ドライブないしUSBメモリに入れたりしたOSのセットアップディスクを読ませて、「setup.exe」を実行します。
「今すぐインストール(
I)」をクリックして続行
「Windowsのインストール」が表示されたら、「最新のインストールの更新プログラムを取得しない(
D)」を選択します。
「同意します(
A)」にチェックを入れ、「次へ(
N)」をクリック
「新規インストール(カスタム)(
C)」を選択
ここで、セットアップ時にSSDを認識するのドライバーを読み込んでおく必要があります。
「ドライバーの読み込み(
L)」をクリック
「参照(
B)」をクリックし、「C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\fj7cemmc.inf_x86_neutral_58f8d0b5000170cc」を指定します。
「Fujitsu eMMC Driver」を選択して、「次へ(
N)」をクリック
インストール先は「ディスク0パーティション3(C:)」を選択して、「次へ(
N)」をクリック
警告が出ますが、「OK」で続行
後はファイルのコピーが完了後に再起動して、セットアップが始まってという普通のOSのクリーンインストールと変わらない流れになります。
ここで気をつけて欲しいのが、クリーンインストール後にドライバーをインストールするまで、LCDが省電力設定でOFFになってしまうと、復旧させる方法がありません。セットアップ時のパフォーマンスチェック以降、端末から目を離してしまって画面がOFFになってしまうと厄介なので、注意して下さい。
・クリーンインストール後の処理
インストールが終わってパフォーマンスチェックも完了すると、デスクトップが表示されます。
実際は、標準ドライバーの初期設定で動作しているので、F-07Cの画面に右90℃回った画像が縦長で表示されていると思います。不便ですが、まず、
「電源設定」を変更してLCDがOFFにならないようにして下さい。ドライバー入れるまでディスプレイOFF時間に達しないように操作し続けられるのであれば問題ありません。
続いて、前に入っていたOSのファイルを削除します。
「Windows.old」フォルダーが先ほどまで動いていたWindowsが丸ごと入っているフォルダーです。不要なので、削除します。
ドライバーのインストールに移ります。先ほどバックアップしたドライバーからセットアップも出来ますが、ソフトウェアディスク検索(ハードディスク)を利用して、リカバリ領域からのインストールも出来ます。
実行すると、エラーが表示されますが、「OK」で続行出来ます。
後はドライバーを片っ端からインストールして行くだけです。RealtekのオーディオドライバーはRealtek社から最新のものを拾ってきてインストールすると、ノイズが多少軽減されるようです。
・最後に
以上でクリーンインストールとドライバーのインストールについては終わりです。ただ全部のドライバーを入れたとしても、デフォルトで入っていたWin7と少々勝手が違います。
まず、電力設定で「バッテリー残量が10%」の時にスタンバイor休止にしておかないと、そのままバッテリーが減り続けても自動で休止モードに入らずにバッテリー電圧低下→電力不足によるクラッシュが発生します。必ず最低でも「残量10%」で設定して下さい。この端末はバッテリーの残量検出が上手く行えず、100%→30%→10%の検出しか出来ないからです。10%を下回った後は0になってクラッシュするまで、バッテリーの状態表示は10%のままです。
以上