無色透明

今日の屋久島は、午前中は良い天気だったけれども、午後からは荒れ模様。
風が強く、時々、雨も降っている。
そうかと思うと、急に陽が射してきたり・・・
安定しない天気です。

明日がイエス・キリストが亡くなった日なのかな？
今日は前夜祭？
昨日、エホバの証人の人がやってきて、そんなことを言っていた。
お祭りをやるので来てくださいと・・・
今度の日曜が復活祭で、それから４０日目が昇天祭とか。
この昇天祭はキリストの昇天を記念する日なんだけど、
その呼び名が英語では、Ａｓｃｅｎｓｉｏｎ。
ハイ、アセンションなのです。

肉体が死んで、復活して、しばらく地上にいて、アセンション。
どこへアセンションしたんだろうね。
とりあえずは五次元かな。
イエス・キリストの場合は、四次元は７日間でクリアーしたとか聞いたことがある。
たぶん、五次元もそんなに長くは滞在しなかっただろう。
はたして何次元まで行ったのか・・・

そもそも、イエスというのは三次元の名前で、キリストというのが神の子、神我を表しているんだね。
三次元のイエスというパーソナリティを通して神我が現れたわけ。
まさに現人神なんだね。
でも、神もイエスという個性を通ると、イエス的な現れ方になってしまうんだね。
喩えとかも、当時の時代背景があるものね。
それでも、愛には普遍性があるんだけど・・・

お釈迦様は、釈迦如来。
阿弥陀如来とか大日如来とか、如来という存在もいろいろいるんだね。
如来というのは、悟りを開き、真如に到達し、再度、衆生済度のために娑婆へ来た人という意味なんだね。
キリストというのと、ほぼ同じ意味かな。
仏教というのは、なかなか的確な表現が多いよね。
まあ、私達が仏教文化圏、漢字文化圏に生きているということもあると思うけど、キリスト教よりもわかりやすいね。
神道はもっと身近なはずだけど、言挙げせずの文化のため、あまり明確ではないね。

「ひとつ」もイエスや釈迦という個性を通ると、その表現が個性的になるんだね。
どうしても時代に条件づけられる。
普遍的な真理を時代を通して表現することになる。
当時の言葉にも制約される。
まして、二千年、二千五百年も経つと、教え自体も怪しくなる。
元々、二人とも本は残していないわけで、弟子たちが二人が語ったことを本にまとめたんだね。
それも、その後、何回も改訂されている。
為政者や高位の聖職者の都合のよいように改変されているんだね。
それでも聖書や経典には真理が残ってはいるんだけど・・・
それを真理にするのも、ただの言葉にするのも、読む人しだいかな。

「ひとつ」というのは、仏教の「涅槃」という言葉が一番ぴったしくるよね。
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)、すべてが静まりかえった元の状態。
出発以前。
色が始まる前。
その世界へ行って、また娑婆へ帰ってくるのが如来。
大変なことだよね。
ご苦労様だ。

でも、そのおかげで人類は救われてきた。
まだまだだけど、それでも数多くの聖者のおかげで、多少は真理へ近づけたということはあるでしょう。
それらをベースに、これから更に学びを深め、はたしてどこまで行けるか。
アセンションまでに、どこまで行き着くか。
あと７年。
まだ７年ある。
人類は、どこまで調和することができるか・・・

これが８２日目の心境です。