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カテゴリ:スピリチュアル
屋久島は、はっきりしない蒸し暑い天気が続いている。
台風の余波で、山は雲に覆われ、時々、突風が吹いている。 朝、知らない人から電話があった。 42歳の男性。 赤面恐怖で20年ほど苦しんでいるらしい。 光を送って治してほしいというもの。 もう光を送ったりはしていないと言う。 それでも、簡単には電話を切ってくれなかった。 これまで、ありとあらゆる方法を試してみたらしい。 しかし、効果はなく、仕事を首になり、毎月3~4万円の母親からの仕送りで暮らしているとか。 外に出かける時は、精神安定剤を多めに飲む。 そうすると、赤面はしても、それほど不安や恐怖は感じなくなる。 頭がボーッとして、思考回路が麻痺するようだ。 出かけるのは必要最小限。 ほとんど自宅に引き籠もっている状態。 薬をやめると、反応が出て耐えられないとか。 不安と恐怖から全身が震えだし、居ても立ってもいられなくなる。 薬は手放せない。 仕事はできない。 何をやっても効果はない。 どうにも行き詰まって、最後の切り札を求めて電話してきたようだ。 光がダメなら、何か良い訓練法はないかと聞かれる。 訓練は努力。 努力は緊張を強いる。 ただでさえ緊張している人が、更なる緊張によって良くなるとは思えない。 実際、あらゆる努力は水泡に帰している。 すべてを諦め、赤面恐怖と一緒にいたらと話す。 しかし、それは耐えられないと拒絶された。 なんとか治したい。 その一心・・・ 治したいと思えば、苦しくなる。 自分で自分を治そうとすれば、無限地獄へ堕ちる。 なぜなら、治そうとする自分こそが、治す必要のある自分。 この絶対矛盾に気づいていない。 自分で自分を変えようとすれば、ただ苦しくなるだけ。 結局、何も変わらない。 それなら、光の入れ方を教えてほしいと言われる。 教えてと言われても・・・ 電話で話して、右から左に光が入れられるようになるのなら苦労はない。 それでは、どうして光を入れられるようになったのかと聞かれる。 いろんなセミナーをやっているうちに自然と・・・ イメージを使ってやっているうちに、なんとなく光を流すことができるようになった。 と話したところで、 では、イメージを使って楽しんでみたらということになる。 赤面恐怖が完治し、自分のやりたいことをやって楽しんでいるところをイメージする。 そのイメージを心から楽しむ。 以前にも何回かイメージ療法をやったらしい。 ボールを見つめたり、絵を描いたりしながら・・・ ユニークなのは、暗いイメージばかりを描くセラピーがあったらしい。 苦しいイメージばかり描いていると、最後にはイメージの中で死んでしまう。 その後に新しく再生する。 ところが・・・ 彼もやってみたが、死ぬところまではうまくいった。 しかし、再生はしなかった。 イメージの中で自殺しただけに終わった。 イメージの中で楽しむことだと話す。 楽しんで、感謝して、完了させる。 そういうのはやったことがないらしい。 やれば、すぐに効果があるかと聞く。 効果がないと思っていれば、効果はない。 結果を求めないで、楽しむこと。 楽しめば、結果は後から付いてくる。 それは何にでも応用できるかと聞かれる。 結婚とか仕事とか・・・ もちろん、何にでも応用できる。 それでも、まだ不安らしい。 本はないのかと聞かれる。 本はない。 ブログ日記なら書いている。 それでは、それをプリントして送ってほしい。 プリント? 全部プリントしたら何日かかるだろう? 想像するだにゾッとする。 自分で見てほしいと言う。 パソコンがないらしい。 ネットカフェにでも行って見てもらうしかない。 読めばすぐに良くなるかと問われる。 真面目に読めば、赤面恐怖は兎も角、人生は変わるだろう。 しつこく秘伝が書かれているかと尋ねられる。 秘伝はどうかわからないけれども、読めばわかるようには書かれている。 それでも諦めきれない彼は、遠隔で特別な光を送ってもらうことはできないかと聞く。 それはやっていない! そこをなんとか。 そんなに光にこだわるのなら、既に光は流れている。 ? この電話で、先程からいくらでも光は流れている。 それなら、あなたの写真を飾っておけば、そこから光が流れてくるか。 こちらは教祖様ではない! それなら、何かブレスレットとか、それを使えば特別な効果があるものはないか。 ない! どうしてそんなに他力本願なの? どうしても救われたい! 即座に赤面恐怖が治る方法はないか。 即座に赤面恐怖が治ることがあると思っているの? 思っていない。 そうなら、即座に治ることはあり得ない! 毎日鏡を見ることは効果があるか。 どういう意味? 今日も顔が赤い、まだ白くなっていないと確認している。 それでは一生治らないだろう。 ? 毎日赤い顔を確認して、赤面恐怖を強化しているようなもの。 ・・・ 人は、未知のものより、苦しくても既知のものに安住の地を求める傾向がある。 赤面恐怖とは、基本的に自意識過剰。 自分の良いところを見せたい。 悪いところは見せたくない。 人から良く思われたい。 けっして悪くは思われたくない。 ありのままの自分を生きようとはしていない。 あるべき自分を生きようとしている。 無理をして苦しんでいるだけ。 その根っ子にあるのは、自己保存。 良く思われて安定したい。 悪く思われることを恐れ、小さくなって生きる。 恐怖で極端にエネルギーが萎縮すれば、身動きが取れなくなる。 その極端な例が、赤面恐怖。 誰にでも、同じ根っ子がある。 それが表面化するかしないかの違い。 極端にそれだけに意識がフォーカスされると、病的な恐怖となる。 根本的治療は、その辺りを深く理解すること。 せっかく赤面恐怖になったのだから、そこまで理解すればいい。 そうすれば、赤面恐怖になった甲斐があるというもの。 そこまでいかなければ、赤面恐怖を活かしたことにはならない。 結局、1時間以上も電話で話した。 最終的には、イメージを楽しんでみることと、ブログ日記を読んでみることに落ち着いた。 そして、何かあったら、また電話してもいいかと・・・ 42歳、本厄。 一気に厄が出尽くして、変身できるだろうか。 可能性がないわけではない。 タイミングと、本人の覚悟しだい。 彼を紹介したのは、東京で治療院をやっている古い知り合い。 どうせ紹介するなら、若い女性にしてほしかった。 若い女性なら光を送るの? 送らない! なーんだ。 その代わり、手取り足取り・・・ 危ない! こんなことを書くと、またブーイングを浴びそう。 でも、これは本当のこと。 身近でこまやかに注意していないと、すぐに過去のパターンに戻ろうとする。 20年間のエネルギー場ができてしまっているので、なかなか一気に変わるのは難しい。 毎日毎日、こちらの日記を真剣に読んでくれたら、変わるかもしれない。 別のエネルギーを入れ続けるしかない。 変身させるだけの光が必要なのだ。 昨日のホームワークを見ながら、これではまるでネットワークショップだなと思った。 ネット上であれば、無料。 ネットは無料が常識化しつつある。 それはそれですばらしい。 いろんな情報がある。 活用できれば、かなりの気づきが得られる。 新しい時代は、基本的に無料という方向へ流れている。 何かを与えることで利益を得るという時代は、終焉に向かっている。 ネットを活用し、古い感覚、感情、思考を超えていく。 過去の「私」を超え、新しい生き方を始める。 そういう転換点に来ている。 この日記を読み、真に理解するには、かなりの緻密なエネルギーを要する。 持続するには相当のエネルギーがいる。 しかし、読み続ければ、変わる。 なぜなら、この日記は地上のエネルギーだけでは書かれていないから。 明らかに別の次元のエネルギーが流れ込んでいる。 別にチャネリングしている訳ではない。 しかし、書きながら新しい気づきが次々と起きる。 明らかにどこからかエネルギーが流れてきている。 新しい時代を切り開くエネルギーが・・・ 『周りから 良く思われて 得したい 無理が重なり 自分を壊す』 『治そうと 思う自分は 治すべき 自分自身と 気づいていない』 『治そうと 努力するほど 治らない 努力している 自分は同じ』 『ありのまま 事実のままに 生きる時 人は素直に 楽に生きれる』 これが553日目の心境です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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