壁紙自然派

　鳥海山の冬の落陽です。

　１月２９日の夕刻のことです。

　西の空が淡い茜色に染まり始めました。

　鳥海山がくっきりと姿を現しています。

　夕焼けは、冬の季節にはとても珍しい現象なのです。


　鳥海山の山頂に日が沈むのはどの辺りだろうと、車をあちこち走らせながら見つけた場所がここ。

　樋ノ口集落の西はずれです。

　前に雪の下になった田んぼが広がり、鳥海山を望むロケーションとしてはまあまあです。

　ここなら、光芒が広がるダイヤモンド鳥海が撮れそうです。


　しかし、残念ながら、夕陽が山頂に落ちる瞬間を捉えることはできませんでした。

　山頂付近の雲が厚くて、太陽が見えなくなり、それを確認することができなかったのです。

　冬のダイヤモンド鳥海は、まだあきらめていません。

　そのうちきっと、と思っているのですが、鳥海山さえ容易には姿を見せない冬場なので、チャンスはいまだ巡ってきません。





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