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カテゴリ:自動車産業(欧米、日本、アジア)
自動車用の小型モーターのアスモとマブチの話。
いつも調べるときは上場、非上場問わず追いかけるのが趣味でその癖がまだ治らない。 中国の自動車市場が2000万台から、将来3000万台になっていくとき、日本のどの 部品メーカーを狙っていくべきか。これがテーマでいろいろ順番に調べてみたいね。 誰もが無視してるマブチが気になってました。かつて円高のとき、日本最強のマブチと 書かれたマブチ。今はなぜこんなにもひっそりしてるのか。これが謎ですね。 今収益の数字も収益率が低いから買う理由にはならないのだろうけど、これが今後 変貌する可能性があるなら、誰もが無視してる時が買い場でしょう。 でも果たしてそうなのか。ガソリンから電気自動車への流れは買いなのか売りなのか。 いろいろな視角があるでしょうね。 ----------------------------------------- 自動車用の小型モーター 世界のトップはデンソーの子会社のアスモでしょう。(静岡県西部の湖西市に本社.) アスモは自動車用小型モータを世界中のカーメーカに供給. 高級車では70~120個のモータを装着。 業績のグラフ見てみると収益性はかなり低いね。 参照:http://www.asmo.co.jp/data/results_c.html 2005年から2009年までで2005年が経常利益のピーク。 マブチモーター(6592) 日経版の四季報では過去最高営利益は2002年12月期。 経常利益と税引き利益のピークは2000年の12月期。(ITバブル期) 2011年12月期予想利益はそのピーク利益に対してほぼ3割程度。 株価がボックスゾーンから抜け出せない理由がここにあるのかもしれないね。 2010年12月期はモータ売上を見ると、 通期では全ての用途で数量・金額共に増加。特に自動車電装向けが前期比32%増収、 数量も34%増と牽引。シェア上昇の余地がある戦略製品であるパワーウィンドウ用モータは 同35%増収の107 億円、パワーシート用モータは同倍増の15 億円。回復傾向ね。 マブチの自動車用のモーターの業界シェアはドアロック用やミラー用が70%から80%。 すごいね。しかし、パワーウィンドウ用モータのシェアは前期で9%程度。 ----------------------------------------------------------- 車のどこにどんな風に利用されているかの説明図(アスモ公式サイト) http://www.asmo.co.jp/product/index.html 電動パワーステアリングモータ(ブラシレス) 可変ノズルターボモータ 電子スロットルモータ 電動ファンモータ EGRモータ 電動ウォータポンプ 電動VVTモータ 電動VVTモータ(新機構) フロントワイパシステム 感圧センサ スリムリンクワイパ リヤワイパシステム ESCモータ GA型リヤワイパモータ ライトレベリングモータ ウォッシャシステム ライトスイブルモータ パワーウインドウモータ E-VGRモータ パワーシートモータ ブロワモータ サンルーフモータ サーボモータ アンテナモータ 空気清浄器用モータ ミラーモータ ドアクローザモータ アンカーハイトモータ パワースライドドアモータ アジャスタブルペダルモータ パワーバックドアモータ チルトステアリングモータ パワーラッゲージモータ テレスコピックステアリングモータ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参考までに Johnson Controls 電気自動車時代にNY市場で一番注目されてる会社 http://www.johnsoncontrols.com/publish/us/en.html 日本語説明 http://www.johnsoncontrols.co.jp/publish/jp/ja/about.html デンソー(6902) http://www.denso.co.jp/ アイシン(7259) http://www.aisin.co.j 東海理化(6995) http:http://www.tokai-rika.co.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月23日 03時01分52秒
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