日々草のピンチ
ちょっと今気になることは?台風が近づいている事です。私たちハウス栽培の生産者は台風の季節で一番寿命が縮まります。去年は6月に結構な割合で上陸しましたが今年は7月になってからなので平年並みといえばそれまでですがやはり 九州や四国の方は強いまま上陸ということが多いのでもっと大変だなといつも思っています。私の詳しい台風話は 後日として・・・大きな被害にならない事を祈るばかりです。今日は日々草のピンチのお話!昨日 日々草の常夏が伸びていたのでピンチしました。常夏は販売はしていないのですが情報としては草丈70センチ程になる耐病性のある品種です。普通の日々草より丈夫で大きくなる品種といえばわかりやすかもしれませんね。ですので節と節の間がすごく長いので「どこでピンチして どの位にする?」とパートさんたちは話しながら作業してました。余談ですが、ピンチの作業は一応の指示をしますが植物はそれぞれ成長の仕方も葉のつき方も違うのであとはその作業をする人の判断だけなのです。ですので1人で作業ができるようになるまでに最低約2年?3年目でやっと一人前かなという感じです。弊社は草花苗専門なので植物の種類がめまぐるしく変ります。ちょっと1週間休んだりすると「この前のがもうない?」なんていう浦島太郎状態になる時もあります。今年1回作業して触っただけで復習は来年になるものも多いのでうちでは経験がすべてとなることばかりなのです。話は戻って 日々草の常夏のピンチですがこんな感じに仕上げました。ピンチの仕方はこれはポット苗なので鉢や花壇の方は若干違いますが根元から見て葉を2節以上残して上を切り落としました。葉の2階建て状態で残せば理想的だと思います。ただし鉢や花壇の方は夏場はちょっと枯れが怖いので3節残くらいをオススメします。ピンチして暫くすると残した葉の頂点(上に伸びそうな先端)から新しい芽がどんどん伸びていくので前より枝数がふえてりっぱな株になって花芽もふえて沢山の花が咲きます。ピンチをしたら必ず若干の置き肥をしてください。でも今は温度の高い夏なので与えすぎは禁物です。日々草は特に牛糞系の肥料を嫌うので有機肥料配合の土では成分に注意してください。もし枯れだしたら肥料成分が原因という時も多々あります。その後も忘れなければ成長をレポートしたいと思います。が、うっかり屋の私はよく忘れるのでごめんなさい。それでは本日の寄せ植え!コリウス&プロフュージョン&ワイヤープランツンです。コリウスは花穂が出てちょっと変った感じになっています。花穂が嫌いな方は摘まんで取ってしまってもOKです。プロフュージョンはこの時期はちょっと色があせた感じになります。9月頃夜温が下がるとグッと綺麗な花色になるのでこの時期はちょっと我慢ですね。ワイヤープランツは今回は下に垂らしてみました。こういう葉物は左右の端に使わずに植物の間につかうと空間が変に出来ずに楽しめます。これは すべて日当たりよいチームの組み合わせです。