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カテゴリ:理科好き情報
ガンダムのコミック版を読んでみました。安彦良和さんの作品です。
前半はアニメのコミック版ですが、9巻以降はアニメに描かれていない部分があ り、楽しめました。 さて、その中で「ミノフスキー粒子」というものが描かれています。これはアニ メ版にもセリフ等で出てきていますが、具体的に何だろうか?ということで調べ てみました。これが中々優れた代物です。 この粒子の効果は散布することで電子機器の性能を落とし、レーダーを無効化す る粒子として登場します。 現在の戦闘のようにレーダーなどの電子機器時代に本来、モビルスーツ同士を戦 わせる必要はありません。それでは面白くないので、空想的な粒子が登場してき た訳ですが、その効果以上の素晴らしい作用があります。 ミノフスキー粒子は、正負どちらかの電荷を持つと質量がゼロの値となり、密度 を高くすると一定の空間に整然と並ぶという性質を持ち、粒子を圧縮すると圧力 の分が見かけ上の重さとなるそうだ。 この効果を利用すればヘリウム3と重水素を空間内に留めてしまうということが でき、核融合を制御しやすくなる。かなり狭い空間に閉じこめられるので核融合 炉を小さくすることも可能なので、モビルスーツのエンジンに応用できるという 代物だった。 制御出来ない核融合は水爆と同じ恐ろしい代物です。 この粒子を発見できればノーベル物理学賞ものの大発見になります。 当然、現在のエネルギー問題を一挙に解決できますからね。 ちなみに、ヘリウム3ですが、天然にもありますが、採取するにしても少量なの で現在では原子炉で三重水素(トリチウム)をベータ崩壊させて生成します。 木星や土星の大気には大量に存在しているでしょうけど、少々遠いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.13 17:59:58
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