アニメ界で発明されたもののうち、こんなのあればノーベル賞もの第二弾。
それは「空中元素固定装置」でしょう。
アニメ「キューティハニー」で主人公の如月ハニーの体内に付けられた装置です。

単に服を着せ替えるだけの装置っていうなら、あまり意味がありませんが、この
装置は空中から分子を取り出して組み立てることができる装置ということで、敵
のパンサークローが狙っていたのです。用途は「宝石作り」です。
ご存じの通り、空中には炭素がいっぱいあります。（二酸化炭素などで）
これを固定させればダイヤモンドの出来上がり。
珪素などを別に用意すればエメラルド等々どんな宝石でも作れます。

それだけじゃありません。食物だろうが何だろうが作ることは可能です。
正に現在の錬金術です。錬金術師ハニーになれば食うに困りませんよ。

単にハニーの洋服作るくらいなら、もっと世のために使う方法って一杯思いつく
んですが。
何せ、ハニーの体内に入るくらいの小型の装置で、恐らく少ない電力で動くよう
ですので、こんな理想的な装置ってありません。それとも原子力で動いているの
か？
ハニーはサイボーグですし、通常の蓄電池で空中の元素を固形化できるって凄す
ぎます。現在でも空中や火力発電所から排出される二酸化炭素からメタノールを
作る研究はされていますが、膨大なエネルギーが必要ですし、その割に出来るメ
タノールは少量って現状で、とても実用化まで程遠い現状。
この問題を一気に解決できる如月ハニーは、パンサークローと戦うより先にする
こと一杯あるでしょ！

もうひとつ、そんな短時間で服を作れるるのか？これは非常に凄いことだぞ。
なんせ周辺の元素だけで生成するってことはどのくらいの空気が必要だ？それも
短時間に。変身ごとにハニーの廻りに竜巻に近いくらいの強風が吹き荒れるくら
いしないと服を作れないんじゃないのかな。それこそ大迷惑な話だな。
あ、変身ごとに着ている服を空中に還えしていたな。これを再結合しているなら
材料の問題はとりあえず解決か。
子供の頃はこのシーンが大好きだったが、視聴者サービス以上に意味のある行為
だったんだ。

突っ込む要素は他にもあるが、地球温暖化対策で人類を救えよ。その方が世のた
めだ。ダイヤくらいパンサークローにくれてやればいい。
ダイヤが世に増えれば需要と供給のバランスが崩れてただの石ころくらいに値打
ちが下がれば誰も喜ばなくなる。